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<注目の新曲> マンドレイク・ハンドシェイク「The Tether / Modulo 5」【鳥居真道の“新譜とリズム”】
- Text : Masamichi Torii (TRIPLE FIRE)
- Illustration : Tako Yamamoto
連載「新譜とリズムのはなし」では、トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲を毎週セレクト。その魅力を独自の視点で読み解きます。
▼今回紹介するのはこちらの楽曲▼
91曲目: マンドレイク・ハンドシェイク「The Tether / Modulo 5」
マンドレイク・ハンドシェイク(Mandrake Handshake)はオックスフォード/ロンドン周辺から出てきた大所帯バンド。自分たちの音楽を“Flowerkraut”(フラワークラウト)と呼んでいるようです。“フラワー=60年代サイケ”と“クラウト=ジャーマン・ロック”を組み合わせたものです。
「The Tether / Modulo 5」は、2027年1月29日発売予定の2ndアルバム『Laputa』からの先行カットとなっています。タイトルの通り、2つの曲がそのまま続く組曲的な楽曲です。“フラワークラウト”と形容しているように、サイケっぽい浮遊感とクラウト・ロックのミニマリズムを感じる曲です。女性のヴォーカルの掛け合いもあって、ステレオラブを彷彿させます。
軽くスウィングする5拍子という変拍子の曲となっています。後半になると、5拍子を保ったまま、3+2+2+3拍子という2小節で1セットの変則的なリズムに変化します。トリッキーなリズムです。
ベースを弾いているのは、メンバーのJake Kavanaghです。1960年代後半のロックを連想させるボヨヨンとしたトーンとなっています。
◎Profile
鳥居真道(とりい・まさみち)●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌連載『全米ヒットの低音事情』を担当。2024年12月からはベース・マガジンWEBで連載『鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”』を執筆している。
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