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    <注目の新譜> ファナ・ヒューズ「Sweet n’ Sour」【鳥居真道 “新譜とリズム”】

    • 文:鳥居真道(トリプルファイヤー)
    • イラスト:山本蛸

    連載「新譜とリズムのはなし」では、トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲を毎週セレクト。その魅力を独自の視点で読み解きます。

    ファナ・ヒューズ「Sweet n’ Sour」

    良いですね。ベースの音が太い! おそらくベースをエンハンサーに通して低音を足しているのでしょう。

    ファナ・ヒューズ(Fana Hues)はカリフォルニア州パサデナ出身のシンガーソングライター/マルチ・インストゥルメンタリスト。タイラー・ザ・クリエイターの「SWEET / I THOUGHT YOU WANTED TO DANCE」でブレント・ファイヤズ(Brent Faiyaz)とともに客演を果たし知名度を上げました。

    「Sweet n’ Sour」は8月4日にリリースしたEP『Catch n’ Release』に収録された1曲です。そこはかとなくサザン・ソウル的なヴァイブが漂う曲です。TLCの名曲「Waterfalls」に通ずるものを感じます。シンプルなベース・ラインですが、意表を突くシンコペーションが効いています。

    ベースのクレジットは確認できませんでしたが、プロデュースと作曲に関わったペラ・クルスタイッチ(Pera Krstajic)がベーシストとしても活動してるので、ひょっとすると彼なのかもしれません。

    ◎Profile
    鳥居真道(とりい・まさみち)●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌連載『全米ヒットの低音事情』を担当。2024年12月からはベース・マガジンWEBで連載『鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”』を執筆している。
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