NOTES
UP
<注目の新譜>オルケスタ・アコカン「No Me Voy」【鳥居真道の“新譜とリズム”】
- 文:鳥居真道(トリプルファイヤー)
- イラスト:山本蛸
連載「新譜とリズムのはなし」では、トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲を毎週セレクト。その魅力を独自の視点で読み解きます。
▼今週紹介するのはこちらの楽曲▼
オルケスタ・アコカン「No Me Voy」
オルケスタ・アコカンは、ニューヨークとキューバのミュージシャンたちによって結成されたラテン・ビッグ・バンドです。1950年代のマンボ黄金期を象徴するペレス・プラードやベニー・モア、マチートらの音楽をモデルとする、オーセンティックなスタイルで知られています。2018年のデビュー以来、ヴィンテージ・ソウルの名門レーベル“ダップトーン・レコーズ”から作品をリリースしています。
『AMÉRICA!』は、7月17日にリリースされた4作目です。テープへのライヴ録音が行なわれたそうです。
「No Me Voy」は、いわゆるソン・モントゥーノ・スタイルの曲ですね。この曲には、ヴォーカリストとしてコンボ・チンビータのカロリーナ・オリヴェロス(Carolina Oliveros)が参加しています。ベースはダブル・ベースです。音符と休符の落差でグルーヴが構築されています。
ダブル・ベースのディープな低音を聴くと、現代のヒップホップでベーシックとなっているTR-808を模したディケイの長いキック=ベースとの類似を感じずにはいられません。
◎Profile
鳥居真道(とりい・まさみち)●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌連載『全米ヒットの低音事情』を担当。2024年12月からはベース・マガジンWEBで連載『鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”』を執筆している。
X Instagram
▼連載一覧はこちらから▼
◎お知らせ
当連載で取り上げてきた楽曲がプレイリストになりました。フォローよろしくお願いします!
Spotifyはこちら
Apple Musicはこちら
ベース・マガジンのInstagramアカウントができました。フォロー、いいね、よろしくお願いします!→Instagram
