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    ニュー・ジェネア「Sciallà」-ラテン・ディスコを煽る、“やりすぎ”が魅力のプレイ【鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”】

    • 文:鳥居真道(トリプルファイヤー)
    • イラスト:山本蛸

    トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲をセレクトし、その魅力を独自の視点で分析する連載「新譜とリズムのはなし」。

    今回は、ナポリ出身のマッシモ・ディ・レーナ(Massimo Di Lena)ルーチョ・アクイリーナ(Lucio Aquilina)によるディスコ/ファンク・デュオ、ニュー・ジェネア(Nu Genea)の最新作『People Of The Moon』より、先行シングルとしてもリリースされていた楽曲「Sciallà」のリズムと低音に注目します。

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    Nu Genea – Sciallà

    イタリア・ナポリ出身のディスコ・ファンク・デュオ、ニュー・ジェネアの最新作『People Of The Moon』からの一曲です。これまでと同様に彼らのコスモポリタン的性格が表れた内容のアルバムです。英語、ナポリ語、アラビア語、スペイン語、ポルトガル語などさまざまな言語が飛び交い、ブラジリアン・フュージョン、アナトリア、イタロ・ディスコ、アフロ・ビートといった要素がディスコ/ブギーにまとめられています。

    「Sciallà」は、ナポリ方言で歌われるラテン調のギラギラしたディスコとなっています。ファニーな仕上がりです。トゥーマッチなベース・ラインには、そこはかとなくキャンプなバイブが漂っています。しかし、このベース・ラインがまさしくこのトラックの顔となっていると言って差し支えないでしょう。間奏では上機嫌に歌うかのようなラテン風のフレーズが登場します。演奏しているのは、ルイージ・シャルドーネ(Luigi Scialdone)というミュージシャンとのことです。

    ◎Profile
    とりい・まさみち●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌の連載『全米ヒットの低音事情』の執筆を担当していた。
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