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    【第123回】5~9フレットの音を音楽的に覚えるエクササイズ 第2弾【マイナー・トライアド編】 石村順の低音よろず相談所 〜Jun’s Bass Clinic〜

    • Text:Jun Ishimura

    前回は、5〜9フレットのエリアでメジャーのトライアド弾く練習をしました。今回は同じく59フレットのエリアでマイナーのトライアドを練習しましょう。Cmから完全4度上行を繰り返してCmに戻ってくる進行で取り組みます。

    それぞれのコード・トーンを【ex.2】のようにルート・短3度・5度の順で演奏します。【ex.2】は、すべてルートから5度に向けて上行するパターンです。最初はTAB譜を見ながらでもOKですが、フレット上の音を覚えることが目的なので、できるだけコードや音符を見ながら弾きましょう。最終的には【ex.1】のコード譜だけを見ながら演奏します。

    次の【ex.3】はルートから短3度に向けて上行し、ルートより低い5度に下行するパターンです。慣れてきたら【ex.1】のコード譜だけを見ながら演奏します。

    次の【ex.4】はルートから低い短3度に向けて下行し、そのままルートより低い5度に上行するパターンです。ここでは例外的にFmのところで10フレットの音がふたつ出てきます。慣れてきたら【ex.1】のコード譜だけを見ながら演奏します。

    それぞれに慣れたら、【ex.1】を見つつ、コードごとに【ex.2】【ex.3】【ex.4】のいずれかのパターンを選びながらアドリブで演奏します。

    こういう練習で、5~9フレットのエリアの音を関連づけながら、より音楽的に覚えましょう。石村順でした! 

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    石村順
    ◎Profile
    いしむらじゅん●元LOVE CIRCUS、元NEW PONTA BOX。日食なつこ、ポルノグラフィティ、東京エスムジカ、K、JUJU、すみれ、大江千里、松山千春、宇崎竜童、石川ひとみ、種ともこ、近藤房之助、豊永利行、Machico、紘毅、城南海、西田あい、つるの剛士、SUIKA、Le Velvets、葡萄畑など、多数のライブや録音に参加している。ロングセラー『ベーシストのリズム感向上メカニズム グルーヴを鍛える10のコンセプトとトレーニング』の著者。Aloha Bass Coachingではベース・レッスンのほか全楽器対象のリズム・レッスンを行なっている。

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