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L’s TRUST × 堀江晶太(PENGUIN RESEARCH)- LST-HC4
- Photo:Takashi Yashima
気鋭のクリエイター型ベーシスト
堀江晶太の“理想”を完全再現
自身のバンド、PENGUIN RESEARCHをはじめ、ベーシスト/クリエイターとして数々の人気作品に携わる堀江晶太。そんな彼が今回、東京・新代田に工房を構えるギター/ベース工房L’s TRUSTとタッグを組み、シグネイチャー・モデル“LST-HC4”を発表した。堀江が実際に使用しているメイン・ベースを細部にいたるまで再現したという本モデル。その実力をじっくりと検証していきたい。
LST-HC-4 ティーザー映像
LST-HC4
スタンダードなルックスに秘められた“目に見えない”こだわりの数々
PENGUIN RESEARCHのベーシストとして活躍する堀江晶太が実際にメイン器として使用しているベースを、細部にいたるまで完全再現したモデルが今回新たにリリースされるLST-HC4だ。堀江のメイン器は東京・新代田に工房を構えるギター/ベース工房、L’s TRUSTで2017年に製作されたもので、完成以降、堀江の右腕として幾多の現場で堀江のサウンドを支えてきた。
PENGUIN RESEARCH以外にもサポート業など、さまざまな現場を踏まえて導き出された堀江のこだわりと、長年“リペア”を通して堀江の楽器のメインテナンスを担当してきたL’s TRUSTの双方のこだわりと考えが凝縮された本モデルは、まさに“現場第一主義”ともいうべき、究極のプレイアビリティを兼ね備えた一本だ。
本器はアルダー・ボディ、メイプル・ネック、 ローズウッド指板というスタンダードな材構成ということもあり、第一印象は“トラディショ ナルな JBタイプ”という印象を受けるかもしれないが、各所に堀江のプレイ・スタイルを考慮した細かなこだわりが込められている。
ペグに搭載されたDチューナーをはじめとしたパーツ類、さらにはヘッドのテンション・ピンの取り付け位置やナットの切り方にいたるまで、実際の現場で効果を発揮するであろうこだわりが凝縮されている。まさにシンプルかつスタンダードなJBタイプを、あくまでも実戦向けにカスタマイズしたベースと言えるだろう。また、ネックに関しては堀江の手の大きさに合わせ、一般的なものよりもかなり薄めに木工が施されている。堀江とのディスカッションのなかで何度も試行錯誤を重ねてたどり着いたというこのネック形状は、誰が握っても極上のフィット感を体感できるだろう。“堀江さんに必要な要素だけを集約させ、限りなくシンプルに製作した”というL’s TRUSTのコメントからも、同社と堀江との固い信頼関係が伝わってくる。
以上の点から、堀江のサウンドを目指すベーシストにとってはマストなアイテムとなることは間違いないが、完全現場主義を体現した “究極のスタンダード”の本モデルはどんなベー シストが手に取ってもそのプレイアビリティを実感できるはずだ。
Detail
Specifications
●ボディ:アルダー
●ネック:ハード・メイプル
●指板:ローズウッド
●スケール:34インチ
●フレット数:20
●ピックアップ:リンディ・フレーリン JBタイプ×2
●コントロール:フロント・ヴォリューム、リア・ヴォリューム、トーン
●ペグ:ヒップショット HB2+エクステンダー・キー
●ブリッジ:ゴトー 404BO
●カラー:ブラック
●重量:4.20kg
付属品:ハードケース、オリジナルピック×10
価格:¥400,000(税抜)
【製品に関する問い合わせ】
L’s TRUST Online Store 『LUTHIER’s HILL』
https://luthiershill.net/
◎製品のその他取り扱い店舗はこちら!
島村楽器 立川店/島村楽器 ミーナ町田店/島村楽器 横浜ビブレ店/イシバシ楽器 新宿店
※デジマート/店舗での販売は10月17日(土)10時〜となります。
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