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【ベースの日!特別企画】9人のプロ・ドラマーが選ぶ 今、私が組みたいベーシスト

  • Photo:Great The Kabukicho(MonoNeon),Yuka Yamaji(Tom Kennedy)

ピエール中野(凛として時雨)

PROFILE
ぴえーる・なかの●2002年に埼玉県にて結成された凛として時雨に2004年に加入。2008年にメジャー・デビュー。手数と足数を駆使したテクニカルなスタイルを持ち、自身のバンド以外でも星野源、GLAY、大森靖子、でんぱ組.incなど、多様なアーティストのレコーディングやライヴに参加する。DJとしても活動し、さまざまなフェス・イベントに出演し、オーディオ・メーカーのAVIOTとのコラボレーションでリリースされたイヤホンの監修も行なうなど、多方面で活躍中。2020年12月14日にはリットーミュージック刊『Artist Book ピエール中野[凛として時雨]』をリリースする。
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Q1:あなたにとって、“良いベーシスト”の条件とは?

 優しくて音楽的でカッコよければ、良いベーシストです。何より大事なのは一緒に演奏したいと思われる人であること。

Q2:“良いベーシスト”が共通して備えている演奏技術はなんだと思いますか?

 タイムと音色が心地よく、周りがどんな演奏をしても、カッコよく仕上げてくれる技術です。

Q3:逆に“こういうベーシストは苦手だなぁ”と思うのは、どんな場合ですか?

 優しくないベーシストは苦手です。

Q4:これまで共演したことのない人で、今、あなたが一緒に演奏したいベーシストは誰ですか?

 ビリー・シーン。何をやってもどこまでも凄いプレイで驚かせてくれて、ものすごいグルーヴが生まれそうだからです。

ビリー・シーン
 1953年3月19日生まれ、アメリカ合衆国ニューヨーク州バッファロー出身。幼少期にジミ・ヘンドリックスのライヴを観て感化されてミュージシャンを目指し、ポール・サミュエル・スミス(ヤードバーズ)からの影響でベースを手にする。1970年代後半にタラスを結成し、その後はミスター・ビッグやナイアシン、ザ・ワイナリー・ドッグス、サンズ・オブ・アポロといったバンドで活躍。ミッドとハイの効いたギター・ライクなサウンドで3フィンガーやライトハンド奏法を駆使した超絶的な速弾きが最大の特徴であり、強烈なインパクトとテクニカルなプレイ・スタイルで世界中から支持される。大の親日家で来日公演も頻繁に行なっている。

Q5:そのベーシストが演奏している楽曲でお気に入りの曲を教えてください。

「シャイボーイ」/デイヴィッド・リー・ロス

『イート・エム・アンド・スマイル』収録/1986年

 スティーヴ・ヴァイと演奏したデイヴィッド・リー・ロスの「シャイボーイ」で、バッキングやギター・ソロへのアプローチなどマジで驚愕のプレイしか出てこないです

Q6:そのベーシストとふたりで演奏した場合、どういったグルーヴが生まれると思いますか?

 強烈にカッコいい大胆で繊細なグルーヴやフレーズが、次々に生まれそうです。

Q7:あなたが理想的だと思うリズム体の演奏が聴ける作品を教えてください。

『リキッド・テンション・エクスペリメント』/リキッド・テンション・エクスペリメント

1998年

 超絶テクが異次元レベルで展開されて、圧倒され続けます。

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