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BASSIST FILE-長谷川正 (ハセガワ・タダシ)

  • [Plastic Tree]

11月16日、千葉県出身。当初はギタリストとして活動していたが、のちベースに転向。1993年に有村竜太朗(vo,g)とともにPlastic Treeを結成する。インディーズでのリリースを経て1997年にメジャー・デビュー。ドラマーの交代などを乗り越えながら2007年には初の日本武道館公演を成功させたほか、海外にも活動の幅を広げている。2020年3月に15枚目のオリジナル・アルバム『十色定理』を発表した。

Q1:ベースを始めたきっかけと年齢を教えてください。

15歳くらいからギターは弾いていましたが、興味を持ってベースも弾くようになったのは17歳くらいのときでした。
その後、20歳くらいの頃、先輩に誘われて本格的にバンドで弾き始めました。

Q2:自身の代表作を3作挙げてください。(楽曲またはアルバム名、アーティスト/バンド名)

選ぶのはなかなか難しいのですが……。
これまでの活動を振り返って、時期ごとでの集大成的な作品になったものを選びました。

『Parade』Plastic Tree
『うつせみ』Plastic Tree
『十色定理』Plastic Tree

Q3:好きなベーシストのベスト5を教えてください。(5人に満たなくても構いません)

ダフ・マッケイガン(ガンズ・アンド・ローゼズ)
サイモン・ギャロップ(ザ・キュアー)
アンディ・ルーク(ザ・スミス)
クリス・ノヴォセリック(ニルヴァーナ)
奈良敏博(シーナ&ロケッツ)

Q4:ベーシストとして活動するうえでの座右の銘を教えてください。

“出過ぎず、引き過ぎず”ですね。
まずは曲ありき、という姿勢は大事にしていますが、
自分の憧れてきたロックっぽさも忘れないように心がけています。

Q5:音楽以外の趣味、興味のあることはなんですか? 
また、それらは自身の音楽にどのような影響を与えていますか?


ここ数年はゲームですね。
少し現実から離れることで、音楽的なインスピレーションが湧くときも多々あります。

Q6:人生に大きく影響を与えた本や漫画、映画は?

宮沢賢治
太宰治
横溝正史
村上春樹
手塚治虫
高橋留美子
楠本まき
アガサ・クリスティ
スタンリー・キューブリック
ティム・バートン
エドワード・ゴーリー

主にこの方々の作品から受けた影響は大きいかと思います(敬称略)。

Q7:あなたにとっての“夢の舞台”を教えてください。(※経験した公演でも構いません)

自分も含めたその場にいる人たちが、ちょっとした非日常のなかで音楽を楽しめる空間が理想です。
幸いにもこれまで何度もそのような体験をして来れましたが、
これからもそういった場所を追い求め続けていけたら……と思います。

BASS 

Fender/Precision Bass(1971年製)※主にレコーディングで使用します。
ERNIE BALL MUSIC MAN/Classic StingRay ※セッションやレコーディングなど、最近使用頻度が高いです。
BROCADE/Custom PB Type ※ここ数年ライブでのメイン・ベースです。
Ibanez/SR3005 ※5弦ベースに関しては、レコーディングもライヴもほぼこれ1本です。

このほか、ライヴの際は必要に応じて手持ちのPBタイプのベースをチューニング違い用として用意する感じです。

  • Fender/1971年製Precision Bass(ベース・マガジン 2016年9月号掲載)

AMPLIFIER 

Ampeg/SVT-4PRO(アンプ・ヘッド)
Ampeg/SVT-810AV(キャビネット)
AVALON DESIGN/U5(DI)

EFFECTS 

Darkglass Electronics/VINTAGE ULTRA V2(プリアンプ/アンプ側のラックに組み込んであります)
TECH21/XXL BASS EDITION(ディストーション)
weed/FREEZER(コーラス)