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【七宝盤】第九回 – 敦賀壮大(Northern19)

あのベーシストは、どんな音楽を聴いて現在の音楽性/ベース・スタイルを築き上げたのだろうか? さまざまなベーシストに、自身が影響を受けた“私的名盤”を7枚厳選してご紹介いただく連載企画です。

敦賀壮大
(Northern19)

Profile
つるが・そうだい●もともとはギタリストとして活動していたが、2019年5月にメロディック・パンク・バンド、Northern19にベース&ヴォーカルとして加入したのをきっかけにベーシストへ転向する。Northern19は2003年に結成され、これまでに7枚のアルバムなどを発表。2022年4月に新ミニ・アルバム『LUCKY CHARMS』をリリースした。5月19日(木)から全国ツアーを開催する。
Official HP ◎敦賀壮大 Twitter 

七宝盤①

『On a Day Like Today』
ブライアン・アダムス

(1998年)

父の影響で聴いていたのですが、初めて映像で観たのは『Live at the Budokan JAPAN 2000』のDVDで、そこではベースを弾いて歌っていて、その印象が強いです。白い衣装で男前で声も良くて惚れてしまいました。「Before the Night is Over」という曲が大好きです。僕のなかでロックの軸になっているアルバムです。

七宝盤②

『1 2 3 4』
ザ・ジーヴァズ

(2002年)

中学生になったくらいのとき、父のCD棚から拝借してよく聴いていたアルバムです。クーラ・シェイカーのあとにヴォーカルのクリスピアン・ミルズがやっていたバンドで、クーラ・シェイカーのサイケな感じよりポップに振っていて、すごく聴き馴染みやすい。めちゃめちゃ聴いたCDってなんだろうと考えたとき、このアルバムのジャケが真っ先に浮かびました。

七宝盤③

『Contraband』
ヴェルヴェット・リヴォルヴァー

(2004年)

ハードロック・アベンジャーズ!! ダフ・マッケイガンのベースから始まるこのアルバム。ボキャブラリーが豊富で、だけど良い意味でジャンルの枠内でやっている感じがすごいなって思います。1曲目から最後まで、“あぁカッコよ”が止まらないです。ダフのパンキッシュなベースもまた良い! あと、リフが良いのは正義です。

七宝盤④

『Still Not Gettin’ Any』
シンプル・プラン

(2004年)

ロックやハードロックから入った僕を、一気にポップ・パンクに引き込んでくれたアルバム。キャッチーでキュンとするメロディを聴いて、ギタリストだった僕がヴォーカルもやりたいなぁと思うきっかけになったバンドのうちのひとつです。改めて聴いてみて、いい程度に動くベース・ラインなので、コピーしてまたここから練習もいいかなと思いました。

七宝盤⑤

『Move Along』
オール・アメリカン・リジェクツ

(2005年)

タイソン・リッター(vo,b)のすごくセクシーでアブナイ雰囲気に魅了されました。やや内股で曲にノッて足をフミフミする演奏スタイルがなんかカッコ良くて真似していた時期もあったりしました。1stアルバム『The All-American Rejects』もすごく良いのですが、それよりいい具合に垢抜けた感じが好みでこのアルバムを選びました。

七宝盤⑥

『BEAT EMOTION』
BOØWY

(1986年)

やはり松井常松さんの仁王立ち鬼ダウン・ピッキングは衝撃的でした。逆に??みたいな。僕らのニュー・ミニ・アルバム『LUCKY CHARMS』2曲目の「CALL ME」のイントロや間奏のベースは松井さん意識でダウンで押し切ってみましたので、そちらも聴いてみてください。カッコいいです!

七宝盤⑦

『A Weekend in the City』
ブロック・パーティ

(2007年)

初めて聴いたときの感想は、“あっ、この人たちオタクだ”でした。曲の感性でできた部分と音楽の数学的なところのバランスが良いような気がします。「Hunting for Witches」のような攻撃的な曲も、「I Still Remember」のような温かい曲も、ほかのバンドに例えられないような唯一無二のバンドです。聴けば聴くほど好きな部分が増えていってブロック・パーティ沼にハマりました。いろんなジャンルを聴いてみようというきっかけになったアルバムです。