NOTES
現在発売中のベース・マガジン2024年11月号(Autumn)では、表紙・巻頭特集『I ♥ JB 大好き! ジャズ・ベース』を展開中!“ベーシスト×ジャズ・ベース”の総力特集を全76ページの大ヴォリュームでお送りしている。
ベース・マガジンの過去のアーカイブから、“いま改めて読みたい”記事を紹介する『BM Throwback』。今回は、誌面のジャズベ特集に関連して、ジャズ・ベース使いのレジェンド、ジャコ・パストリアスのインタビュー記事を紹介したい。
ベース・マガジンの記念すべき第2号目=Vol.2(1985年11月号)の表紙を飾ったのが、ジャコ・パストリアス。同号では『Featured Bassists:今、この5人に注目したい』と題した特集で、ジャコのほか、アンソニー・ジャクソン、ジョン・テイラー(デュラン・デュラン)、ニッキー・シックス(モトリー・クルー)、ダリル・ジョーンズを、注目ベーシストとしてピックアップしている。以下では、同特集のインタビュー記事から、ジャコが“練習方法”について語った興味深いQ&Aを抜粋して紹介する。
━━ベースの練習法は?
スケールでネックを上下する。弦から弦に跳び移るようにする。ネックを上に行く代わりに、横切るように弾く。その方が便利だ。
━━アルペジオというのは指板の構造を覚える上で役立ちますか?
最高だね。それにベースの場合は、アルペジオを弾くのが一番難しいんじゃないかな。ピアノなら簡単だが、ベースでは跳び跳びに弾くのは大変なんだ。アルペジオをやる時は、各音がどこにあるのかを頭に入れながら弾くこと。俺は半音ずつ上げながらアルペジオの上下を練習する。
━━ 指板の構造を学ぶのに誰か助けてくれた人はいますか?
親父がこう言ったんだ。『ジャコ、私は旅に出て、1年したら戻ってくる。それまでにお前はどの音がネックのどこにあるのかをきちんと覚えておくんだぞ。私がG弦のC#と言ったら、どこにあるかちゃんとわかるようにな』。親父が次の年に帰ってきた時、俺はそれを覚えてた。指板の上のすべての音を覚えるのにうんと努力した。ところが最近では、プレイはとてもうまいが、どこに何の音があるのかわかっていない連中がいる。そういうことを覚えておくのはとても大事だと思うがね。
ジャコが、自身のルーツや、フレットレス・ベースを使い始めたきっかけ、人工ハーモニクスのコツなどについて語ったインタビューの全文は『ベース・マガジン1985年11月号(Vol.2)』からチェックいただきたい。
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