日本における“テクニカル・ベース”の第一人者として、CANTA、地獄カルテット、DAIDA LAIDA、LIV MOONなどのバンド活動はもとより、超絶ロック・インストによるソロ活動も展開しているMASAKI。来年デビュー30周年を迎え、自身5枚目となるソロ・アルバムのリリースが予定されている彼が、アルバムに先駆けて、豪華メンバーを迎えた3曲入りシングル『UNITE』をリリースした。

参加メンバーは、ドラムに長谷川浩二、ギターにyou（元ジャンヌダルク）、YUKI（DUSTAR-3／Rayflower）、鋼鉄兄貴、K-A-Z、キーボードに都啓一（SOPHIA／Rayflower）というMASAKIのソロ活動では常連であり、テクニカル要素満載の布陣。

タッピングによるクラシカルな雰囲気のイントロから始まる表題曲は、アーミングのニュアンスや和音奏法も盛り込んだニュアンスたっぷりのソロ・プレイ、ギターとユニゾンした泣きのメイン・メロディ、不穏なギター・ソロのバックで攻める両手タッピングによるハーモニー、ギターとの高速ユニゾン・メカニカル・フレーズなど、MASAKIの持ち味を存分に発揮したロック・インストだ。

「FATE」は、指弾きのみならず、MASAKI独特のアタッキーながらも歌心のあるスラップや流麗に流れるタッピング・アルペジオも駆使し、さまざまな表情のベース・メロディが堪能できる叙情的なミディアム・チューン。

そして「ARROW」は鋼鉄兄貴との共作で、超高速プレイからトリッキー技まで変幻自在のテクニックによるギターとのソロ・バトルも楽しめる。

楽曲はApple Musicなど各社で配信がスタートしており、4月末よりライヴ会場でCD盤も販売開始される。

これらの楽曲を経て、5枚目のソロ・アルバムがどんなものになるのか、楽しみに待とう。