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ベース・マガジンの2022年春号となる5月号が4月19日に発売された。
イガラシ (ヒトリエ)と田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)が表紙を飾る今号では、『鮮烈のロック・リード・ベース〜バンドを彩る旋律的低音』と題し、メロディアスにバンド・サウンドを彩る“リード・ベース”というアプローチを大特集! ロック・シーンの先頭をひた走るリード・ベーシストふたりによる表紙対談をはじめ、ジョン・エントウィッスル(ザ・フー)からレス・クレイプール(プライマス)までが登場する海外リード・ベーシスト32名の奏法分析、ニッポンのリード・ベース史、岡峰光舟(THE BACK HORN)と松本駿介(Cö shu Nie)への“リード・ベース・インタビュー”、現役ベーシストたちへのアンケート企画など、60ページにわたる大展開でお送りする。
機材系企画では、話題のプレイヤー・プラス・シリーズやアメリカン・ウルトラ・シリーズなどのアクティヴ仕様のフェンダー・ベースをピックアップした『アクティヴ・フェンダーの世界 feat. 新井和輝(King Gnu)』を12ページで展開。また、FEATURED BASSISTには、新アルバム『アダプト』が好評の草刈愛美(サカナクション)が登場。そのほか伊藤広規、安井義博(OUTRAGE)、山田貴洋(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、Ni〜ya(ナイトメア)、明希(シド)、須藤俊(ハルカミライ)、河西ゆりか(羊文学)のインタビューを掲載している。
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■Special Program
鮮烈のロック・リード・ベース
〜バンドを彩る旋律的低音
ベース=楽曲のボトムを支える存在。というのは、まさしく正しい認識である。しかしながら、ときにメロディに寄り添ったり、ときにヴォーカル・ラインの隙間を埋めたりと、アンサンブルの底辺からフッと浮かび上がってメロディアスにサウンドを彩る低音は、リスナーの耳に鮮烈な印象を残す。それは、ロック・バンドにおける“リード・ギター”ならぬ“リード・ベース”という方法論であり、これまたベースの大きな魅力のひとつと言えるだろう。本企画ではそんな“リード・ベース”というベース・アプローチを掘り下げる。
CONTENTS
●リード・ベース・ミーティング 特別対談
・イガラシ (ヒトリエ)×田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
●時代別! 世界の名リード・ベーシストたち
・1960年代:ブルース・ロックとサイケデリックの時代
・1970年代:ハードロックとプログレ、パンクの時代
・1980年代:ポスト・パンクとニューウェイヴの時代
・1990年代:ミクスチャーの時代
(※コメント掲載:ハマ・オカモト/OKAMOTO’S、原昌和/the band apart、高松浩史/THE NOVEMBERS、吉田一郎不可触世界)
●ニッポンのリード・ベーシスト事情
●リード・ベーシスト・インタビュー
・岡峰光舟(THE BACK HORN)/松本駿介(Cö shu Nie)
●プロ・ベーシストが語る“リード・ベース”な理由
沖井礼二(TWEEDEES)/関将典(Kroi)/高木祥太(BREIMEN)/堀江晶太(PENGUIN RESEARCH)/山崎英明
●ロック以外のリード・ベーシスト・イズム
●もうひとつのリード・ベース・ヒストリー
●現代に継承されたリード・ベース概念〜2000年代以降の流れ〜
■THE BASS INSTRUMENTS
アクティヴ・フェンダーの世界 feat. 新井和輝(King Gnu)
ベーシストにとってのファースト・チョイスであるフェンダー・ベースだが、歴史的な流れもあり、フェンダー=パッシヴ・モデルという印象を抱いているユーザーも多いかもしれない。しかし、近年のアメリカン・デラックス・シリーズの再評価やプレイヤー・プラス・シリーズをはじめとした新機軸モデルの投入などにみられるように、フェンダーはアクティヴ・モデルへも注力してきた。本企画では、フェンダーからアクティヴ仕様のシグネイチャー・モデルもリリースしているKing Gnuの新井和輝を試奏者に迎え、改めて現行フェンダー・アクティヴ・モデルの世界を探究していきたい。
■FEATURED BASSIST
草刈愛美(サカナクション)※BM Webの連動記事はこちら!
固定概念に捉われない独自の手法で、ロック・シーンにいくつもの金字塔を打ち立て続けるサカナクション。彼らが昨年発表した“【アダプト】【アプライ】プロジェクト”はそれを象徴する極めて斬新な一手であり、ふたつの章を通じて完結する壮大な物語だ。第一章の総括としてリリースされた『アダプト』は、これまでの彼らの歴史にはなかった新たなサウンドを提示。ここから始まる次なる伝説を予感させる一枚となっている。空気感たっぷりのグルーヴを聴かせる草刈愛美は、コロナ禍をきっかけにベーシスト、そしてバンドマンとしての自分を見直したという。タイトかつしなやかな低音でクリエイティブ集団を牽引する彼女の現在地に迫る。
■インタビュー
伊藤広規 ※BM Webの連動記事はこちら!
安井義博(OUTRAGE) ※BM Webの連動記事はこちら!
山田貴洋(ASIAN KUNG-FU GENERATION) ※BM Webの連動記事はこちら!
Ni~ya(ナイトメア) ※BM Webの連動記事はこちら!
明希(シド) ※BM Webの連動記事はこちら!
須藤俊(ハルカミライ)
河西ゆりか(羊文学)
ジャスティン・ノーヴェル(フェンダー製品開発責任者)
■めっちゃ気になるあの機材
ダークグラスエレクトロニクス Exponent 500(試奏:桐木岳貢/神はサイコロを振らない)
■巷で話題の名機再訪
フィル・ジョーンズ・ベース BASS CUB PRO(コメント:FIRE)
■GEARS
アコースティックリバイブ(試奏:ミト/クラムボン)
スリーク・エリート feat.セレック・ベース(試奏:MINA)
■CLOSE UP
坂本竜太が弾くゲンツラー・ペダル ※BM Webの記事はこちら!
■連載セミナー
◎ベーシストが知るべき“音”の知識
Basic Bass Knowledge~電気音響篇 河辺真
◎全米ヒットの低音事情 鳥居真道(トリプルファイヤー)
◎Feel Free Jazz 永田雄樹(JABBERLOOP、POLYPLUS)
■連載
◎ウエノコウジのボーン・トゥ・ルーズ
◎やまもとひかるのピープルズ・エルボー
◎芸人ヒロシの低音キャンプ
◎Taigen Kawabeの低音紀行 〜振動する世界〜
■BM SELECTED SCORES
「kaleido proud fiesta」UNISON SQUARE GARDEN
「3分29秒」ヒトリエ
※電子版には「BM SELECTED SCORES」の収録はありません
■MY DEAR BASS
Sacchan(DEZERT)
ベース・マガジン 2022年5月号
購入はこちらから。
定価:1,760円(税込)