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【試奏動画対応】ZOOM B2 FOUR × BOH

  • Photo:Masao Sekigawa
  • Movie:Kazuki Kumagai
  • Engineer:Shohei Kasai

BOH’s Impression

多彩なプレイ・スタイルを持ち味とする6弦ベーシストBOHに、B2 FOURの実力をチェックしてもらった。

ハイテクな要素を一台にぎゅっと凝縮したモデル

 まず見た目が想像以上にコンパクトでびっくり。ここに82種類ものエフェクトが入っているというのが驚きです。メカメカしくてカッコいい見た目なのもいいですね(笑)。6種類のDIモデルはどれも使いやすい。ラインで卓に送るときって、状況に応じてどんなDIがいいのかって悩ましいけど、種類が豊富だから現場によって任意で使い分けることができる。通常DIを6種類も持ち歩くなんてできないけど、B2 FOURならそれができる。本当に便利な機能だと思います。

 アンプ・シミュレーターもすごく優秀で、僕はアンペグのモデリングが気に入ったのですが、見事に音色が変わってくれてアンペグ特有のふくよかさを演出してくれます。そのほか、EBSやSWRなども入っていますが、どれもしっかりとアンプの特徴を捉えていて、使いやすい音だと思いました。82種類のエフェクトや250種類のプリセット・パッチなど、とにかくサウンド・バリエーションが豊富なので、出したいサウンドやバンドに応じて選択できる。だからこそB2 FOURは初めてエフェクターを買う人にお薦めしたい。エフェクト数がすごく多いので、エフェクターにはどんな種類があって、自分にはどんなエフェクターが必要なのかを勉強するにもいい機材ですね。実戦で使える音色もたくさんあるので、中級者以上の人もライヴやレコーディングで活用できると思います。

 ルーパー機能も便利で、ルーパーの終わりは“バツん”と切れたり、フェイドアウトさせたりを選択できるし、音を重ねても変に濁ったりせずにクリア。リズム・パターンもたくさん種類が入っていて任意でテンポも変えられるから自宅練習にもってこいですね。

 コンパクト・ペダルでこれだけの機能を揃えても一度で持ち運ぶことは不可能ですよね。でもB2 FOURであれば一気に運搬できるし、エクスプレッション・ペダルにつなげばヴォリューム奏法やワウ奏法までできてしまう。加えてライン・アウトも付いているからアンプがない環境でもそのまま卓に送ることができたり、オーディオ・インターフェイスにもなったりと本当に便利な一台です。

 スマホの専用アプリではパッチをいじったり内蔵のエフェクトを操作できたりと、ハイテクな要素を一台にぎゅっと凝縮したモデルだと感じました。

BOH’s Select

BOHが作成したオリジナル・プリセットを3つを紹介!

①コンプレッサー+ディストーション
②リバース・ディレイ+ホール・リヴァーブ
③コンプレッサー+プリアンプ+イコライザー+フェイザー
(液晶画面には最大3つまでペダルが表示できます)

続いて、82種類のエフェクトと11種類のアンプ・モデリングのなかからBOHのおすすめを紹介!

Effect①

“スロー・アタック”
ヴォリューム(ヴァイオリン)奏法を表現できます。アタックからの持ち上がり方のカーブの具合とかもツマミで調整できたりと、おもしろい音色です。

Effect②

“シーケンス・フィルター”
独特な質感のサウンドです。リズムとか揺れ感をツマミで調整できるので、曲のオープニングとか、ちょっとした飛び道具として使えますね。

AMP Modelling

“AMPGSVT”
アンペグのシミュレーターです。如実に質感が変わって、独特のふくよかさが出てくれます。ほかのシミュレーターも特徴を的確に捉えていて使いやすいですね。

◎Profile
ぼー●1982年8月14日生まれ、北海道旭川市出身。高校生のときにベースを手にし、2008 年にSIAM SHADEのDAITAが結成したBINECKSに加入しメジャー・デビューを果たす。2010年にバンドが活動休止して以降はフリーのスタジオ・ミュージシャンとして、ニコニコ超パーティーの超バンド、BABYMETAL、ワルキューレ、任天堂SPLATOONのシオカラーズ、浜田麻里のほか、前田遊野(d)との仮BANDとしても活動している。また海外でのライヴ・サポートも行なっている。

◎Information
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製品に関するお問い合わせは、ズーム カスタマーサポートセンター(☎︎0570-078206)まで。
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