プランのご案内
  • UP

    スリーク・エリートが広げるベースの世界 vol.1 〜 Serek Basses feat. MINA

    • Photo:Chika Suzuki、Hiroki Obara(Mr.Hirose)
    • Translation:Tommy Morley

    MINA meets Serek Basses

    ここからはセレックの実力をベーシストにチェックしてもらおう。試奏するのは、新世代“ベース女子”筆頭株として人気を集める元GIRLFRIENDのベーシスト、MINAだ。

    Midwestern

    • Midwestern(Satin Golden Mahogany)

    MINA’s IMPRESSION
    楽器とコミュニケーションが取りやすい。

     ネックのすべりやすさがサラッとしていてフィンガーイーズいらずで気持ちいいですね。ずっと触っちゃいます(笑)。私は手が小さいほうなんですけど、ネックの太さや厚みもちょうどいいですね。

     サウンドは、自分が弾いたとおりに素直に音を出してくれるイメージで、楽器とのコミュニケーションが取りやすいような気がします。

     スラップもちゃんと表現できるから、万能だと思います。トーンを絞った音も好きですね。ちょっとプレベっぽい音になるような、アンサンブルに溶け込んでくれるような。バンドで演奏するときなどは、支えにもなりそうでいいですね。

    Specifications
    ●ボディ:マホガニー●ネック:マホガニー●指板:インディアン・ローズウッド●スケール:30.5インチ●フレット数:20●ピックアップ:Lazen-B90ハムバッカー●コントロール:ヴォリューム、トーン(兼シリーズ/パラレル切り替えスイッチ)●ペグ:ヒップショット・ロリポップ・チューニング・キー●ブリッジ:ヒップショット2ポイント・スーパートーン●価格:オープンプライス(市場実勢価格:340,000円前後)

    トーンのノブがピックアップのコイルのシリーズ/パラレル接続の切り替えスイッチを兼ねている。
    ブリッジはヒップショットの2点支持タイプで、各弦の独立した弦高調整と弦ピッチ調整ができる。

    Midwestern 2

    • Midwestern 2(Satin Olive Drab)

    MINA’s IMPRESSION
    素直すぎず、インスピレーションが湧く感じ。

     Midwesternが優等生タイプだとすると、ちょっとやんちゃな感じというかエッジのある感じで、音がすごく前に出てくる印象があります。Midwesternのほうは指弾きメインの曲に合いそうで、スラップはこちらのほうが合いそう。ミュートの出方とかもカッコいいですね。

     素直すぎなくて、ベースから教えられるような、インスピレーションが湧いてくる感じ。私とベースのふたりで意見を出し合ってプレイするような。和音を使ったフレーズを弾いても結構キレイに出してくれるので、フレーズの幅は広くプレイできると思います。あと、1弦側のカッタウェイが深いから、ハイ・ポジションも弾きやすいですね。

    Specifications
    ●ボディ:マホガニー●ネック:マホガニー●指板:インディアン・ローズウッド●スケール:30.5インチ●フレット数:21●ピックアップ:B90ウィズ・ダミー・コイル●コントロール:ヴォリューム、トーン●ペグ:ヒップショット・ロリポップ・チューニング・キー●ブリッジ:ヒップショット2ポイント・スーパートーン●価格:オープンプライス(市場実勢価格:370,000円前後)

    パドル・ペグと呼ばれる楕円形のペグが、どことなくヴィンテージ感と愛らしい印象を与える。
    ジョイントはセットネックを採用。塗装はサテン仕上げでサラサラとした手触りが心地よい。

    ▼ 次ページはMINAの総評とジェイク・セレック氏のインタビュー! ▼