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高出力を備えた真空管搭載の多機能ヘッド | Markbass/LITTLE MARK VINTAGE 1000 58R【新製品レビュー】
- Photo:Masao Sekigawa
- Text:Makoto Kawabe
編集部注目の新製品をご紹介する「NEW PRODUCTS REVIEW」。
今回レビューするのはこちら!
Markbass/LITTLE MARK VINTAGE 1000 58R
1000Wの出力を備えた真空管搭載の多機能ヘッド


POINT
新素材の筐体と独自技術でマークベース特有の音色とパワーはそのままに更なる小型軽量化を実現した58Rシリーズのニュー・モデル。4バンドEQと3ウェイ・スイッチ(FLAT/CUT/OLD)を擁するECC83チューブ・プリアンプに1000W(4Ω)出力のクラスDパワーアンプを組み合わせたモンスター・アンプ・ヘッドだ。
REVIEW
2023年3月リリースのLittle Mark 58R以来、樹脂素材による筐体で驚異的な軽さを実現したMB58Rシリーズからは数機種のベース・アンプ・ヘッドがリリースされているが、Little Mark Vintage 1000 58Rには静かなラスボス感がある。
基本的には2024年9月にリリースされたLITTLE MARK VINTAGE 58R(500W出力)のパワーアップ・モデルという位置づけで、1000W出力と重量が2.2kgから3kgへと増えている以外、コントロール類や筐体サイズはまったく同じなのだが、やはり1000W出力が生み出す余裕なのか、トーンの効きや音色の深みなどが増しているように思えた。
標準的なパッシヴ・ベースで試奏してみると、GAINは12時以上で明確にアタックがクリップするが、9~12時の範囲は音量以外に音圧感も変化していて真空管の効能を感じる。わかりやすく“歪む”わけではないのが良い。イコライザーの効きは現代的で、特にLOWがタイトで的確な印象。LIMITERの効果はとてもナチュラルで、良い意味で存在が気にならない。3ウェイ・スイッチは“決め打ち”だけに音色キャラクターの変化も大きく、3種類のアンプを弾き比べているような感覚に陥るが、このなかでは中央のCUTが本機の基本スペックと相性が良く、CUT前提でEQを設定すると音作りしやすいと感じた。今後は特にラウド系バンドの定番アンプとして浸透していくのではないだろうか。それにしても500Wモデルより重くなったとはいえ1000Wで3kgとは すごい時代になったものだ……。
Markbass/LITTLE MARK VINTAGE 1000 58R
【スペック】
●出力:600W(8Ω)、1000W(4Ω)
●プリアンプ:チューブ
●パワーアンプ:クラスD
●コントロール:ゲイン、ロー、ミッド・ロー、ミッド・ハイ、ハイ、マスター・ヴォリューム、DIヴォリューム、リミッター、3ウェイ・スイッチ(フラット/カット/オールド)、ポスト/プリEQスイッチ、グラウンド/リフト・スイッチ
●入出力端子:インプット、ライン・アウト、センド・イン、リターン・アウト、フット・スイッチ、スピーカー・アウト
●外形寸法:276(W)×256(D)×83(H)mm
●重量:3.0kg
【価格】
220,000円(税込)
【問い合わせ】
パール楽器テクニカルサポート ☎ 047-450-1090 https://pearl-music.co.jp/markbass/
※本記事はベース・マガジン2026年5月号の「New Products Review」から転載したものです。
※価格は本誌掲載時のものです。


