洗練された“優雅さ”を纏う、セミホロウ・ボディのジャズ・ベース

テレキャスターを中心に展開されているフェンダーのセミホロウ・モデル“Thinline（シンライン）”より、イタリア語で“音＝Suona”の名を冠した新シリーズ“Limited Edition Suona Collection”が登場した。洗練されたエレガンスを纏った魅力的なデザインに、シンラインならではのアコースティックな温かみを備えた限定シリーズだ。

ベース・モデルとしては、ジャズ・ベース“Limited Edition Suona Jazz Bass Thinline”がラインナップ。 特徴的なfホールが映えるボディは、ボディ・バックがセミホロウ・アッシュ、トップ材にはイタリアン・アルパイン・スプルースが使用されている。スプルースはアコースティック楽器に多く使用される木材で、トーン・ウッドとして優れた品質を持ち、強度と弾力性を兼ね備えつつ、幅広いダイナミクスと明瞭なサウンドを実現する。ネックはスリムで演奏性に定評のあるモダン“C”シェイプ形状のローステッド・フレイム・メイプルで、指板は7.25～9.5インチのコンパウンド・ラジアス仕様のエボニーが採用されている。

ピックアップは、温かく生き生きとしたトーンを完璧に奏でられるよう新たに設計されたカスタム・モデルで、豊かなハーモニクスや深み、そして優れたアーティキュレーションを備えた力強く鮮明なトーンを出力する。またブリッジには4サドルのハイマス・タイプを採用。高質量のブラス製バック・ストップ、クロム・メッキされたブラス製サドルにより、豊かなサステインと力強いアタックを生む。表通し／裏通しのどちらにも対応しているため、プレイヤーの好みによってテンション感を選ぶことも可能だ。

価格は451,000円で、2023年9月より販売開始が予定されている。セミホロウ特有の温かいトーン、そして細部にまで注がれたこだわりと芸術性をぜひ自身の目と耳で確認していただきたい。