ビリー・シーンのプレイ・スタイルを反映したシグネイチャー・ピックアップ

元祖テクニカル・ベーシストであるビリー・シーンの新たなシグネイチャー・ピックアップ、DP296がディマジオから登場した。“Relentless Middle”と名づけられたこのピックアップは、長年ディマジオ製のピックアップを愛用しているビリーが同社と共同開発したもので、従来よりも薄いメタル・カバーを採用しつつ、上面が指板Rに沿うように弧を描いているのが特徴となる。

ビリーが自身のピックアップの外装をエポキシ樹脂で成型して試していたというこの形状は、ピックアップをフィンガーランプ的に活用しているビリーのプレイ・スタイルに合わせたものであるほか、ピックアップと弦との距離が近くなり、どの弦に対してもピックアップとの距離が均等になるセッティングを可能にするためでもあるという。また、マウント・ネジの取り付け部分の厚さを抑えることで、ピックアップに親指が置きやすくもなっており、さらに、メタル・カバーがシールドの役割を果たすことで超低ノイズも実現している。

サウンドは、パンチのある中音域が特徴で、高音域にはキレがあり、低音域はクリア。従来のパッシヴ・ピックアップに比べて出力が大幅にアップしている。

ラインナップは、グロス・ブラック・メタルのDP296-GB（25,300円／税込）のほか、受注生産にてゴールドのDP296-G（25,300円／税込）、ニッケルのDP296-N（23,650円／税込）も用意されている。