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BADASS ROOKIE〜BMイチ押しのNEWCOMER〜 – 瀬希[SLOTHREAT]
- Photo:Jun Tsuneda
スーパー・ロング・スケールで
ゲージは.145の弦を張っています。
——『THEMIS』のレコーディングで使用したメイン・ベースを教えてください。また、バンドのチューニングは?
今作は全曲、ディングウォールのNG-2で録音しました。SLOTHREATのチューニングは2種類あって、ひとつは半音上げオクターヴ下のドロップF、もうひとつはその1音下げのドロップD♯です。このチューニングに対応できるよう、スーパー・ロング・スケールでゲージは.145の弦を張っています。そのほか、今回のレコーディングでは使っていませんが、同じくディングウォールのABZ6も持っています。
——なぜディングウォールのベースを選んだのでしょうか? また、NG-2とABZ6はそれぞれどのように使い分けをしていますか?
ダウン・チューニングに対応できるベースをずっと探していて、これまで5弦や7弦などいろいろなベースを使用してきました。そのなかでディングウォールLを選んだ理由としては、単純に一番自分の好みだったのと、6弦なのにすごく弾きやすかったからですね。基本的にNG-2をメインで使っていて、ABZ6はチューニング違いのサブ器として使っています。
——『THEMIS』のレコーディングでは、その他アンプやエフェクターなど、どのようにサウンド・メイクしましたか?
レコーディングのときはFractal Audio Axe-Fx IIで基盤となる音作りをしています。今作ではベース本体のEQにも今まで以上にこだわってサウンド・メイクしましたね。普段のライヴでは、アンプはダークグラスエレクトロニクスのMicrotubes 900を使っています。
——アンプにMicrotubes 900を選んだ理由は?
オクターヴ下のドロップD♯をしっかりと再現できて、なおかつパワーのあるアンプ・ヘッドを探していたときに、これが一番ディングウォールと相性が良いと感じたからです。あとはコンパクトで持ち運びが楽というのもあります。
——続いてエフェクターについてですが、プリアンプにはテック21・サンズアンプ・ベース・ドライバーDIを選んでいます。この理由は?
ベースに転向したときにオススメされたのもあって、サンズアンプ・ベース・ドライバーDIを使っています。曲のなかのベースが目立つセクションで使用したり、デジテックのDropをオンにしたとき、多少音ヤセすることもあるので、ブーストさせて使用しています。
——デジテックのDropはどのように活用していますか?
SLOTHREATではチューニングの基本セッティングがドロップFということもあり、ドロップD♯の曲を演奏する際、1音下げるために使用しています。曲ごとにベースを変えたりしなくていいので便利ですよね。
——ベーシストにとってコンプレッサーのチョイスも気になるところです。瀬希さんはEBSのマルチコンプを選んでいますね。
はい。EBSのマルチコンプを常にかけっぱなしで使っています。こちらもベースに転向した際に“使いやすいから”とオススメされたのがきっかけて導入しました。
——最後に、今後のベーシストとしての目標を教えてください。
SLOTHREATのベーシストとしても、ひとりのベーシストとしても世界を狙っていけるよう、バンドとともに成長していきたいと思っています!
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