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    【第117回】連続するプリング・オフを攻略しよう! 石村順の低音よろず相談所 〜Jun’s Bass Clinic〜

    • Text:Jun Ishimura

    プリング・オフ、からのプリング・オフ!

    前回は、いろいろな2音の組み合わせ(2本指の組み合わせ)でプリング・オフを鍛える基礎練でした。

    今回は複数の音を連続してプリングする基礎練を紹介します。単発のプリング・オフと比べたら登場回数は少ないかもしれませんが、3音以上の音にまたがるプリング・オフも実際の曲中の音が下がっていくところを滑らかに表現したいときに使えるので、絶対身につけておきたいテクニックです。

    左手の運指は、1=人差指、2=中指、3=薬指、4=小指で表わしています。

    3音の組み合わせ①

    まずは、421という組み合わせです。1音目だけピッキングし、そのあと2音連続でプリングします。最初はゆっくり、一定のリズムで、そしてできるだけ一定の音量・音色になるように注意しながら1音1音ていねいに弾きます。

    そのテンポで安定して弾けるようになってきたら、少しずつテンポを上げて練習します。

    3音の組み合わせ②

    次は、431という組み合わせです。1音目だけピッキングし、そのあと2音連続でプリングします。プリングをする43の指は、どちらも力が比較的弱い指なので、特に低音弦側を弾くときは少しきつく感じる人もいるかもしれません。でも、力んでしまうと音量や音色にばらつきが出てしまうので、必要以上に力を入れすぎないように気をつけましょう。

    4音の組み合わせ

    最後は、4321という組み合わせです。1音目だけピッキングし、そのあと3音連続でプリングします。

    どのパターンも、正確でリラックスした動きを指に覚えさせるのが大事なので、焦ってテンポを上げずに、ゆっくりていねいに練習することに時間をかけると、結局はそれが上達への近道になります。石村順でした!

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    石村順
    ◎Profile
    いしむらじゅん●元LOVE CIRCUS、元NEW PONTA BOX。日食なつこ、ポルノグラフィティ、東京エスムジカ、K、JUJU、すみれ、大江千里、松山千春、宇崎竜童、石川ひとみ、種ともこ、近藤房之助、豊永利行、Machico、紘毅、城南海、西田あい、つるの剛士、SUIKA、Le Velvets、葡萄畑など、多数のライブや録音に参加している。ロングセラー『ベーシストのリズム感向上メカニズム グルーヴを鍛える10のコンセプトとトレーニング』の著者。Aloha Bass Coachingではベース・レッスンのほか全楽器対象のリズム・レッスンを行なっている。

    ◎Information
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