NOTES

UP

REVIEW -『31』DIMENSION

『31』DIMENSION

2名のベーシストが生み出す“職人的”グルーヴ

 増崎孝司(g)と勝田一樹(sax)のふたり組として新たにスタートを切ったインストゥルメンタル・グループDIMENSIONが、デビュー28周年にして31枚目のアルバムを発表。ベースには本誌でもお馴染みの川崎哲平と二家本亮介が参加し、さらにバリエーション豊かな新しいサウンドに進化している。二家本による軽快なベース・フレーズが終始曲をリードする①やリズミカルなスラップで思わず体が揺れてしまう⑥、川崎によるウッド・ベースが光るジャズ・フュージョンな⑦など、それぞれが持ち味を存分に発揮。ドラムやキーボードにも豪華ゲストが参加した、圧倒的完成度の楽曲をぜひ体感してほしい。(加納幸児)

◎作品情報
『31』
DIMENSION
ビーイング/ZACL-9117 
発売中 ¥3,000 全10曲

参加ミュージシャン
【川崎哲平/二家本亮介(b)】増崎孝司(g)、勝田一樹(sax)、安部潤/大島こうすけ(k,syn,prog)、則竹裕之(d)