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    “すべてが素敵”としか言いようがないリトル・シムズ「Free」【鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”】第3回

    • Text:Masamichi Torii
    • Illustration:Tako Yamamoto

    トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースからリズムや低音が光る楽曲をピックアップし、低音やリズムを分析する連載「“新譜とリズムのはなし”」。今回は2025年2月〜2025年4月にリリースされた楽曲から5曲を紹介していきます。(編集部)

    第3回

    目次

    ① リトル・シムズ「Free」

    ② サプライズ・シェフ「Dangerous」

    ③ ママラーキー「#1 Best of All Time」

    ④ イヴ・ジャーヴィス「One Gripe」

    ⑤ ケンドラ・モリス「In My House」

    ① リトル・シムズ 「Free」

    すべてが素敵としか言いようがない。

    素敵な人を見かけたとき、思わず目で追ってしまいませんか。ファッションから佇まい、所作まですべてが素敵な人。そういう人物と遭遇したときにうっとりするような感覚をこの曲のベースに抱かずにはいられません。トーンからフレーズからタイミングからすべてが素敵としか言いようがない。“ボクとバンドやってくれませんか!”と迫りたくなります。

    ◎Profile
    とりい・まさみち●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌の連載『全米ヒットの低音事情』の執筆を担当していた。
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