ベース・マガジン11月号が10月19日(木)に発売された。

今回のメイン特集は『ピック弾きの大逆襲―低音で鳴らす“アタック”の美学―』。

本特集では、関根史織(Base Ball Bear)と中尾憲太郎の2人のピック弾きベーシストによる特別対談、さまざまなジャンルでピック弾きの可能性を拡張してきた国外のベーシストたちのプレイ・スタイルや名演に注目し、ピック奏法の真髄に触れる『ピック・マスターたちの肖像〜世界の名手とそのスタイル』、そして『ピック弾きの歴史を辿る、日本人ベーシストの軌跡』、『For All Players 究極のピック弾きメカニズム』……など、ピック弾きについて深く掘り下げたコンテンツを総力特集。奏法特集は、ピック弾きの上級テクニックを習得を目指す『ピックで鳴らす極上のグルーヴ 秋の7日間ハイレベル・セミナー』を8ページで展開。ピック弾きの “アタックの強さ” や、 指弾きにはない“オルタネイト・ピッキング”といった強みを生かした、パーカッシヴでグルーヴィなピック奏法を紹介している。また、恩田快人、亀田誠治、J(LUNA SEA)、ウエノコウジ、原昌和(the band apart)、 加藤慎一(フジファブリック)、堀江晶太(PENGUIN RESEARCH)といったピック弾きプロ・ベーシストへのインタビューなど、全80ページにわたる大ヴォリュームで展開。

FEATURED BASSISTとして登場するのは、単独表紙を飾ったJ(LUNA SEA)。バンドにとってひとつの転機となった2作品『MOTHER』と『STYLE』をセルフ・カバーという形で新たにリリースを発表したその経緯と意図、そしてオリジナル2作品をリリースした当時の貴重なエピソードなど、10ページにわたり展開している。

インタビューには、先日ワールド・ツアー“The BIG Finish FAREWELL TOUR”で来日公演を行なったMR.BIGのビリー・シーン、人間椅子の鈴木研一、ロイヤル・ブラッドのマイク・カー、Moto Fukushima、MASAKI、HEY-SMITHのYUJIが登場。

またベース・スコアは、インタビューにも登場した恩田快人がベーシストとして在籍していたJUDY AND MARYの「くじら12号」、今号から連載が始まったジョー・ダートがベーシストを務めるヴルフペックの「Dean Town」の楽譜を収録している。

各企画の詳細は、下記をチェック!

▼最新号のご購入はこちらから▼

■SPECIAL PROGRAM(80ページ)
ピック弾きの大逆襲―低音で鳴らす“アタック”の美学―

“ベースのピック弾き”に対して、どのようなイメージをお持ちだろうか。その見解はさまざまではあるが、指弾きやスラップといった奏法が陽を浴びがちであるベース・シーンにおいて、さまざまなテクニックがインフレ化した令和の今だからこそ、 我々はピック弾きの魅力を伝えたい。指弾きやスラップにはない、強力なアタックを駆使して楽曲をアグレッシブに彩る姿は、何にも変えがたい残像として脳裏に焼き付くはずだ。本特集では、ピック弾きの名手たちによる直伝奏法セミナーのほか、時代を創り出した伝説的プレイヤーの紹介、そしてピッキングやピックを物理的に解析することで、改めて低音楽器=ベースにおけるピック弾きの可能性を追求する。

【CONTENTS】
・インタビュー 恩田快人
・特別対談 関根史織(Base Ball Bear)✕中尾憲太郎
・6人の名手から学ぶピック弾きメソッド
〜亀田誠治、J(LUNA SEA)、ウエノコウジ、原昌和(the band apart)、 加藤慎一(フジファブリック)、堀江晶太(PENGUIN RESEARCH)
・プロ・ベーシスト7人が語るピック弾きの魅力と極意
〜高田雄一(ELLEGARDEN)、イガラシ(ヒトリエ)、高松浩史(The Novembers/Petit Brabancon)、樋口豊(BUCK-TICK)、ヒロミ・ヒロヒロ(tricot)、フミ(POLYSICS)、MISA(BAND-MAID)
・ピック・マスターたちの肖像〜世界の名手とそのスタイル
・ボビー・ヴェガが語るピック弾きの哲学
・ピック弾きの歴史を辿る、日本人ベーシストの軌跡
・ピック弾きの概念を変えた!? ”佐久間式”ピッキング・スタイル
・For All Players 究極のピック弾きメカニズム
・グラフで見る! 定番&個性派ピック19枚の実力
・Mutsumiが教えるピック弾きベーシストのための最強筋トレ術
・ピックの疑問相談室
・ピックで鳴らす極上のグルーヴ 秋の7日間ハイレベル・セミナー

■Featured Bassist(10ページ)
J(LUNA SEA)

セルフ・カバーという形で、新たに命を吹き込んだ『MOTHER』と『STYLE』のリリースを発表したLUNA SEA。バンドにとってひとつの転機となったこの2作品が、20年以上という長い時を経て蘇る。その経緯は、その意図は、そしてバンドはこれらの作品に何を込めたのか――。バンドのベーシストであり、ソングライターでもあるJにそのすべてを語ってもらった。また、この『MOTHER』と『STYLE』のオリジナル2作品をリリースした当時についても振り返る、貴重なエピソードも。Jのベーシストとして、ミュージシャンとしての深部が語られた、ロング・インタビューをお届けする。

■INTERVIEWS
ビリー・シーン(MR.BIG)
鈴木研一(人間椅子)
マイク・カー(ロイヤル・ブラッド)
Moto Fukushima
MASAKI
YUJI(HEY-SMITH)

■GEAR
Limetone Audio/JACKAL MIDNIGHT ADD CBF
Tsubasa Guitar Workshop
Fender/Deluxe Jazz Bass V Kazuki Arai Edition
Aguilar注目の4機種を徹底検証!

■連載
◎ジョー・ダート(ヴルフペック)の”レコードが僕に教えてくれたこと”
◎ウエノコウジのボーン・トゥ・ルーズ
◎低音めし〜ベーシストの食の嗜み〜
◎ベーシストのライフワーク

連載セミナー
◎ベーシストが知るべき”音”の知識 Basic Bass Knowledge~電気音響篇 河辺真
◎全米ヒットの低音事情 鳥居真道 (トリプルファイヤー)
◎Feel Free Jazz 永田雄樹 (JABBERLOOP、POLYPLUS)
◎ガモウユウイチの昭和の低音マエストロ

■BM SELECTED SCORES
「クジラ12号」JUDY AND MARY
「Dean Town」ヴルフペック
※電子版には「BM SELECTED SCORES」の収録はありません

■THE AXES
山口寛雄(斉藤和義)

■MY DEAR BASS
龍矢(-真天地開闢集団-ジグザグ)

■BASSMAN’S LIBRARY
CD/DVD/ビデオ・レビュー、etc.

■NEW PRODUCTS
ベース関連の新製品紹介

※今月号の「芸人・ヒロシの孤独な低音キャンプ」は休載させていただきます。

ベース・マガジン 2023年11月号

購入はこちらから。
定価:1,980円(税込)