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本場ニューヨーク仕込みのグルーヴ! 女流ウッド奏者の1stソロ作がリリース

ニューヨークのジャズ・シーンで活躍してきたベーシスト、津川久里子が自身初のソロ・アルバム『プレシャス』を発表した。

津川は、2002年に渡米しバークリー音楽大学へ留学。卒業後もアメリカに留まり、ボストン、のちにはニューヨークを拠点に音楽活動を行ない、アンソニー・ウォンジー(p)、ウォルター・ブランディング(ts)、リー・ピアソン(d)らと共演してきた。また、2008年にはニューヨークにて、バークリー音楽大学出身の日本人5人によるジャズ・バンド、UoU(ユーオーユー)を結成し、これまで3枚のアルバムを発表。アメリカのみならずヨーローッパや南米でも評価を得ている。2020年に帰国し、現在は東京を拠点に活動を展開しているほか、UoUでも活動をともにしている阿部大輔(g)とYouTubeにてジャズ教則チャンネル“セッションの心得”を配信している(チャンネルは阿部大輔名義)。これまでは、サイドマンとしての活動を主軸にしてきた津川だが、今年6月に初のリーダー・ライヴを開催し、この度、ついにソロ・アルバムの発表となった。

『プレシャス』の参加メンバーは阿部のほか、ピアノにニューヨーク出身でクリスチャン・マクブライドなどとも共演するデイビッド・ブライアント、ドラムにはジャズ・シーンを超えてJポップのフィールドでも注目を集めている石若駿という布陣だ。

収録曲は、津川の透明感ある歌声と軽やかにハズむベース・ソロで聴かせる「好きにならずにいられない」(エルヴィス・プレスリー)、速弾きで加熱していくピアノとギターのソロを悠然と支える「フォロー・ユア・ロード」(シーウィンド)、童謡の朴訥としたメロディをスタイリッシュにスウィングさせていく「夕焼けこやけ」というカバー3曲のほか、自身のオリジナルと阿部大輔によるオリジナル曲で構成。

オリジナル曲は、ボウイングで優雅に低音を響かせたあと、ギターとのユニゾン・フレーズを経て、スリリングな高速4ビートへと展開して白熱していく「ファザーズ・ハンド」や、印象的な重音のベース・リフで幕を開ける「ニューボーン」、石若との躍動感あるリズム体がグルーヴする「マイ・パスト・ライフ」、はかなく優しく慈しむようなベース・ソロも含んだ「2020」などのインスト曲のほか、さりげなく一瞬メロディに寄り添うベース・ラインが胸躍る、オーガニック・ポップスな手触りの「プレシャス」などの歌モノ曲も収録。ギターとスキャットのユニゾンが印象的なパートも随所にあり、津川のベーシストとしての面はもちろん、ヴォーカリストとしての魅力も発揮された仕上がりだ。

9月3日のアルバム発売後、9月15日(木)には東京・渋谷BODY & SOULにて発売記念ライヴを行なう。

津川久里子
『プレシャス』
アーシングミュージック
EM2201

『プレシャス』トレーラー

◎作品情報
『プレシャス』
津川久里子
アーシングミュージック
EM2201

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https://store.earthingmusic.com/

【収録曲】
01.好きにならずにいられない
02.ファザーズ・ハンド
03.フォロー・ユア・ロード
04.レイ・オブ・ライト
05.ニューボーン
06.メッセージ・トゥ・マイ・グロウン・アップ・ドーター
07.プレシャス
08.サイレント・シティ
09.マイ・パスト・ライフ
10.2020
11.夕焼けこやけ


◎ライヴ情報
『津川久里子fromNY『Precious(プレシャス)』発売記念ライブ』
●日時:2022年9月15日(木)1st stage 19:30/2nd stage 21:00
●会場:渋谷BODY & SOUL
●出演:津川久里子(b)、阿部大輔(g)、デイビッド・ブライアント(p)、デニス・フレーゼ(d)
詳細・予約はこちらから
https://www.bodyandsoul.co.jp/event/220915#content1top


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