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【Darkglass Electronics】Exponent 500

革新的機能を持ち合わせた
完全デジタルのマルチ・エフェクト・アンプ

 多種多様なペダル・ラインナップのほか、アンプやオンボード・プリアンプなどでも注目を集め、現代のベース・ギア・シーンを牽引するダークグラスエレクトロニクス。近年ではデジタル分野へのアプローチを積極的に展開している同社が新たにリリースした完全デジタル仕様のマルチ・エフェクト・アンプがExponent 500だ。本機は、アンプ本体にはアナログの歪みセクションを搭載していない500W出力のクリーン・アンプだが、スマートフォン・アプリ(iOS/Android両対応)“Darkglass Suite”を活用することで、さまざまなエフェクトをバーチャルに組み合わせて多彩なサウンドメイクを実現する。

 Darkglass Suite内には、EQ、キャビネット・シミュレーター、コンプレッサー、歪み、コーラス、フランジャー、エンヴェロープ・フィルター、リヴァーブ、ディレイ、プリアンプなど22種類以上のエフェクトが用意されており、ひとつのプリセットにつき最大8つのエフェクトが使用可能。これらエフェクトを、あたかもエフェクト・ボードを組む感覚で組み合わせて音作りを進めていくというわけだ。プリセットはアンプ本体に5種類まで保存可能で(Darkglass Suiteを活用しない場合でも、出荷時には汎用性の高い5種類のファクトリー・プリセットが読み込まれている)、フロント・パネルに設置されたプリセット・ボタンを押すことで瞬時にそのプリセットを切り替えることができる。

Exponent 500/フロント・パネル

 アンプ本体のプロント・パネルにはa・b・c・d・eという見慣れない5つのコントロール(クイック・ポット)が装備されており、デフォルトの状態ではロー、ロー・ミッド、ハイ・ミッド、ハイというアンプ・セクションのイコライザーと、エフェクト・プリセット固有のコントロールがアサインされている。これらは、Darkglass Suiteを使用して、プリセットで使用しているエフェクトから5つのコントロールを任意に割り当てることができ、一般的なアンプ・ヘッドとしてだけでなく、自身のオリジナル・コントローラーとしてもセッティングが可能だ。

Exponent 500/バック・パネル

 バック・パネルにはエフェクトのセンド/リターン端子やダイレクト・アウト端子、MIDIイン端子のほかオーディオ・インターフェイス機能を有したUSB-Cポート(MIDIイン/アウトにも対応)も装備。Bluetooth経由でスマホからのオーディオ再生をモニター可能なヘッドフォン・アウトも備え、自宅練習や宅録にも効果を発揮するだろう。

 価格はオープンプライス(市場実勢価格126,500円)。現代のベース・アンプ・シーンを革新する多くの画期的機能を持ち合わせているので、ダークグラス・ファンはもちろん、ダークグラス製品を使ったことがないプレイヤーも、本機で新感覚のアンプ体験を味わってみてはいかがだろうか。

Specifications

●出力:500W(4Ω)●プリアンプ:デジタル●パワーアンプ:クラスD●コントロール:インプット、a、b、c、d、e、マスター、プリセット・スイッチ、ミュート・スイッチ、グラウンド/リフト・スイッチ●入出力端子:インプット、スピーカー・アウト、MIDIイン、USBイン、センド・エフェクト、リターン・エフェクト、ヘッドフォン・アウト、ダイレクト・アウト●外形寸法:210(W)×175(D)×60(H)mm●重量:1.65kg

【価格】オープンプライス(市場実勢価格126,500円前後)

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