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ヘッドレス構造と人間工学的デザインを融合したアイバニーズのEHB(Ergonomic Headless Bass)シリーズに、すべてを“ブルー”でコーディネートした新たな限定モデル「EHB5MSBSP-MAM」が登場した。
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人間工学に基づいて設計された独自のボディ・デザイン
EHBシリーズの特徴である独自のボディ・デザインは本器でも健在で、立奏・座奏を問わず自然に身体にフィットするよう各部に細かな工夫が施されている。ヒジが当たる位置には傾斜をつけたコンター加工、全エッジには滑らかなR処理を加え、裏面は低音弦側に向かって薄くなるよう大胆にカット。視認性とバランスを重視した形状設計により、演奏時のストレスを大幅に軽減している。
加えて、ボディ内部にはチェンバー加工が施されており、ホロウ・ボディのように振動がダイレクトに伝わる構造となっている。これにより、鳴りの感覚を視覚的・触覚的に体感できると同時に、軽量化にも寄与している。
ボディ材には、素直な鳴り方とフラットな音響特性のアメリカン・バスウッドが採用されている。
マルチ・スケール構造と、パンガパンガ材/ウォルナット材の9ピース・ネック
スケールは5弦側が889mm(35インチ)、1弦側が838mm(33インチ)のマルチ・スケール仕様。弦ごとのテンション差を抑え、より自然なフィンガリングと発音を可能にしている。
ネックはパンガパンガ材とウォルナット材による9ピース構造で、グラファイト製レインフォースメント・ロッドによって高い剛性と安定性を確保している。指板はパンガパンガ材で、特別色のブルーの指板インレイと蓄光サイド・ポジションも目を惹くポイントだ。
Fishman製Fluenceと多彩な音色バリエーション
ピックアップには、青色のメタル・カバーをまとったFishman製Fluenceをフロント/リアに搭載。またEQにはFishman製のシンプルな3バンド・イコライザーを採用している(MIDコントロールの中心周波数は630Hzに設定)。
コントロールも多彩で、ヴォリューム・コントロールのプッシュ/プルによってシングル・コイル・モードの選択が可能なほか、3種のヴォイス(Voice1,2,3)を切り替えるミニ・スイッチを切り替えることで、合計6種類の音色バリエーションを実現する。
独自設計の高性能ハードウェア
ブリッジは専用に設計された青色のMR5HSモノレール・ブリッジ。ブリッジ・エンド部を回すことでチューニングする独自設計・開発となっており、テフロン製ワッシャーを採用することで滑らかな操作性を実現している。
サドルは左右に1.5mm動かすことができ、弦と弦とのスペース(弦間ピッチ)を可動範囲内で任意に設定可能。プレイ・スタイルに合わせた細かなセッティングを行なうことができる。
EHBシリーズ専用のヘッド・ピースは、軽量かつ堅牢、シンプルなデザインで仕上げられており、裏側から6角レンチで回すことで簡単に弦交換を行なうことができる。
そのほか、Schaller製S-Locks(ストラップ・ピン)、Neutrik製ロッキング・ジャックを標準装備することに加え、艶消しブラック仕上げの木製フィンガー・ランプも付属している。
公式YouTubeでは、LAを拠点に活躍するYas Nomuraによる試奏動画も視聴できる。
本器の詳細やスペックはこちらから。
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