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    マーカス・ミラー Fender Jazz Bass

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    マーカス・ミラーが来日公演で使用した1978年製フェンダー・ジャズ・ベース(2024年撮影)

    • Photo:Yoshika Horita
    • Text:Akira Sakamoto

    マイルス・デイヴィス、グローヴァー・ワシントンJr.、ルーサー・ヴァンドロスらの名盤に貢献し、チャカ・カーンやハービー・ハンコックを迎えたアルバム『M²』(2001年)では、第44回グラミー賞最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞を受賞。後進ベーシストたちに多大な影響を与え、今なお進化を続けるベーシスト/プロデューサー、マーカス・ミラー。

    2024年9月、8年ぶりに開催された「Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN」のためにマーカスが来日。その公演に先立ち、ブルーノート東京で3日間にわたる6公演を行った。 ここでは、来日時に撮影した彼のトレードマークとも言える1978年製フェンダー・ジャズ・ベースを紹介する。

    マーカス・ミラー Fender Jazz Bass

     マーカスのトレード・マークと言える、1978年製のフェンダー・ジャズ・ベース。ただ、近年の航空会社の状況から、飛行機移動で楽器を手荷物として運ぶことができなくなったため、破損や紛失などの危険性からツアーではオリジナルとほぼ同様に作られた本器が使われている(オリジナルのシリアルはS7 32742で、本器はS7 37666)。ベースのマテリアルはアッシュ・ボディにメイプル指板。フロント部に取り付けられたピックアップ・フェンスや、バダス・ベースII・ブリッジといったところはおなじみだろう。

     アクティヴ化されたことにより大きく拡張されたコントロール・パネル部分も、ルックスの大きな特徴となっている。コントロールは2ヴォリュームにトレブル、ベース、パッシヴ/アクティヴ・スイッチ。2バンドEQなことから、本器のプリアンプにもバルトリーニのTCTが採用されていると思われる。

    • マーカス・ミラー Fender Jazz Bass

    『ベース・マガジン2月号』には来日時に行なわれたマーカス・ミラーと日野”JINO”賢二の特別対談も掲載! こちらもあわせてチェックいただきたい。

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