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    【THE AXES】L’Arc〜en〜Ciel – 2022年5月21日、22日/東京ドーム

    • Photo:Reishi Eguma[C-LOVe CREATORS](Equipments)
    • Photo:Takayuki Okada、Toshikazu Oguruma、Hideaki Imamoto、Yuki Kawamoto、Hiroaki Ishikawa(Live)

    Bass Sound System

    ベースサウンドシステム全景。右側がメインシステムで、左側はサブステージ用のシステムだ。手前にはテックが操作する用のフリーザトーン製ミュートボックスと同ARC-4(オーディオルーティングコントローラー)が設置されている。

     メインシステム左上の3段のラック上部にはLittle Labs製pcp instrument distro 3.1(DI/3アウトスプリッター)、api製TranZformer LX(D.I./プリアンプ/コンプレッサー)、ピーターソン製STROBOSTOMP HD(チューナー)2台が乗せられている。tetsuyaのイヤモニにはTranZformer LXからの音が返されている。ラックは上から、Digidesign製003 Rack(オーディオインターフェイス)、シュア製AXT400、AXT900(ワイアレスレシーバー)を2セット。手前にはフリーザトーン製LDP-1(LEDディスプレイ)とフットスイッチが置かれている。

     メインラックの左側は上部にファーマン製PL-8CJ(パワーディストリビューター)とフリーザトーン製FC-389(インプットセレクター)、テック21製サンズアンプPSA-1.1 20th Anniversary Limited(プリアンプ)を格納する。サンズアンプPSA-1.1 20th Anniversary Limitedは、期間限定で生産されていたPSA-1発売20周年記念モデルで、ブロンズカラーのパネルが特徴となるが、本公演では使用されなかった。

     メインラックの左側のドロワー1段目は、PSK製CDV-5(ディストーション)、TCエレクトロニック製Helix Phaser(フェイザー)、weed製FREEZER(コーラス)、フリーザトーン製ARC-4(オーディオルーティングコントローラー)をセット。PSKは「STAY AWAY」で、Helix Phaserは「READY STEADY GO」で、FREEZERは「New World」の間奏部分にて音の厚み、奥行きをプラスするために使用された。

     メインラック左側のドロワー2段目は、エレクトロハーモニックス製ビッグマフπ(ファズ)、同GRAPHIC FUZZ(ファズ)。ビッグマフπは、「READY STEADY GO」のイントロでHelix Phaserと合わせて使用される。GRAPHIC FUZZは「READY STEADY GO」のイントロ以外で使用された。

     メインラック左側のドロワー3段目は、モーグ製moogerfooger MF-101(ローパスフィルター)、ボス製GE-10(グラフィックイコライザー)、フリーザトーン製BLACK VEHICLE BV-1V(オーバードライヴ)。BV-1Vはすべての音に対して、ドライ音に少しだけ歪ませた音を混ぜる目的で使用されている。moogerfooger MF-101とGE-10は今回は使用されていない。

    メインラック左側のドロワー4段目は、フリーザトーン製FLIGHT TIME(ディレイ)、同MOTION LOOP ML-1L(ルーパー)、Empress Effects製Compressor MKII(コンプレッサー)。FLIGHT TIMEは「ミライ」で、Compressor MKIIは「New World」の間奏部分でFREEZERとともにサステインをプラスして音がつながるようにするために使用された。MOTION LOOP ML-1Lは、今回は使用されなかった。

     メインラックの右側は上から、ファーマン製PL-PLUS DMC J(パワーディストリビューター)、フリーザトーン製アウトプットセレクター。tc electronic製TRIPLE C(マルチバンドコンプ)とピンクアルマイトの特別カラーをまとったテック21製サンズアンプPSA-1を2台が2セット。2セット用意されているのは、客席に流れるPAスピーカー用と本人のモニター用。その下はフリーザトーン製ミキサー&プリアンプセレクターだ(その下のドロワーについては後述)。

     メインラックの右側のドロワーには、プロビデンス製DUAL BASS STATION(プリアンプ)、フリーザトーン製PA-1QB(プログラマブルアナログ10バンドEQ)が2台と同PHV-1(フェイズインバーター)が収められている。DUAL BASS STATIONはパワフルな音になる印象とのことで、すべての音色に使用されている。

     メインシステム用のアンプヘッドは計3台を備えており、それぞれ仕様の異なるヴィンテージのアンペグSVT。チャンネルリンクをして使用している。

    キャビネットは、ステージ袖にバッソン製B410Bがセットされ、客席で聴けるベースの音は本機をマイキングしている。

     ステージ上のキャビネットはバッソンのB810B(右)が3台置かれ、スピーカー以外がホワイトに塗装されたもののほか、赤、青のものも用意されてトリコロールカラーに並べられる。

     ステージ上のtetsuyaの足もとには、フリーザトーンのミュートボックスとピーターソンのSTROBO STOMP HD(チューナー)のみが置かれている。なお写真はリハーサルスタジオでの撮影のため、メインシステム用とサブステージ用が並べて置かれている。

    ▼次ページではサブステージ用機材を紹介▼