GEAR
UP
Spector NSシリーズ × NATCHIN
- Text:Daisuke Ito
- Photo:Takashi Yashima
- Movie/Sound Engineer:Kenji Kawamura
Total Impression
Spectorの魅力をさらに高めてくれた。
僕とSpectorの出会いはスキッド・ロウのベーシスト、レイチェル・ボランでした。SIAM SHADEの録音でロスに行ったときにギター・センターでSpectorのベースに出会い……もうひと目惚れでしたね。レンジが広くてパンチがあるから、まわりの音に負けない。僕がやっている音楽にはSpectorの音が不可欠でした。
今回のNSシリーズは、そんなSpectorの良さを残しながらも、マルチ・スケールを取り入れたり、EMGではないピックアップを載せたりと、より多くのジャンルのベーシストにマッチするラインナップだと思います。あとはクオリティの高さに驚きました。普段僕が使っているUSAモデルと比べても本当に印象が変わらない。韓国製のモデルと言われなければ気づかないくらいです。あと良いなと思ったのはネックの握り具合。どのモデルもちょっと薄めに仕上げてあってすごく弾きやすいし、あとは楽器が軽くて良いです。
そもそもSpectorってライヴで弾きたくなる楽器だと思うんですが、今回のNSシリーズはそんなSpectorの魅力をさらに高めてくれたように感じました。
◎Profile
なっちん●1971年10月15日生まれ、東京都出身。1993年に結成されたロック・バンド、SIAM SHADEのベーシスト兼リーダーで、1995年にシングル「RAIN」でメジャー・デビュー。シングル16枚、アルバム9枚をリリースしている。2002年3月にバンドは解散するもその後、何度か再結成を果たし、2016年10月の日本武道館公演を以て活動を完結させた。吉川晃司、相川七瀬、谷本貴義、T-BOLANなどのサポート活動も展開している。
◎Information
Official HP Twitter
製品に関する問い合わせは、キョーリツコーポレーション(✉️support@kyoritsu-group.co.jp)まで。
◎https://kcmusic.jp/spector/