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近年愛用する“幻のベース”を完全再現!
ハマ•オカモト(OKAMOTO’S)が近年ライヴで使用し、2020年の紅白歌合戦にて星野源のサポートで出演した際にも使用していた“KATANA”を、特徴的なカスタマイズも含めて完全再現したのが、今回のモデル。オリジナルの“KATANA”は、1985年から約1年という短期間だけ、海外輸出用モデルとして日本でスクワイア・ブランドにて製作されていたモデルだと言われている(ギター版はフェンダー・ブランドでも発売されていたようだ)。
中学時代からKATANAの存在は認識していたハマが、同モデルを最初に入手したのは2015年。ブラック・カラーのモデルだった。オリジナルのKATANAはピックガードが取り付けられておらず、コントロールのノブもプラスチック製のシンプルなものだったが、ハマが使用するにあたり、ピックガードをフェンダー・チームに相談し、複数のデザインのなかから現在のものをチョイス。さらに、コントロール・ノブをハマが愛用するプレシジョン・ベースと同じものに変更した。さらに、本来はジョイント部の中央に設置されていたストラップ・ピンをジョイント部の高音弦側へ移設。その後、ハマは2本目にブラック・カラーのものを入手してシェル・ピンクにリフィニッシュし、さらに、オリンピック・ホワイトのモデルも入手と、現在は3本のスクワイアKATANAを所有している。
今回登場するHama Okamoto Fender Katana Bassは、ハマ所有のその3本を完全再現。ボディやネックはハマの所有器をプロファイルしている。ネックが32インチということもあり、ハマは“見た目は奇抜で凄い形をしているけれど(笑)、プレシジョン・ベースの延長として考えてもらってもいいくらい実用的なベースになりました。プレシジョン・ベースは太くて使いづらいと思っている人もいるかもしれないけれど、katanaはネックも短くて握りやすくボディも軽いので、日本人にも弾きやすいと思います”とコメントしている。
ハマの前シグネイチャー・モデル“#4”が、王道のど真ん中を行くサンバースト・カラーのプレシジョン・ベースだっただけに、まさに180度趣が異なるモデルだが、それもまたハマらしいと言える。
現在、予約を受付中で、8月25日(水)よりフェンダー公式サイト及びフェンダー正規取扱店にて販売を開始する。
シグネイチャー・ストラップも発売!
Hama Okamoto Fender Katana Bassの発売に合わせ、ハマが監修して好評を得ているストラップ、VINTAGE MODIFIED MONOGRAMMED STRAPと同仕様でのシグネイチャー・ストラップ、Hama Okamoto Signature Strapの発売が決定! カラーはピンクとトロピカルの2色展開だ。こちらは9月の発売を予定している。
Hama Okamoto Fender Katana Bass
Specifications
●ボディ:バスウッド●ネック:メイプル●指板:ローズウッド●スケール:32インチ●フレット数:20●ピックアップ:ピュア・ヴィンテージ’63スプリット・シングルコイル・プレシジョン・ベース●コントロール:マスター・ヴォリューム、マスター・トーン●ブリッジ:4サドル・ヴィンテージ・スタイル・ウィズ・ブリッジ・カバー●カラー:オリンピック・ホワイト、ブラック、シェル・ピンク
価格:159,500円
Hama Okamoto Signature Strap
Specifications
●幅:55mm●長さ:71〜127cm●カラー:ピンク、トロピカル
価格:5,500円
【問い合わせ】
フェンダーミュージック TEL:0120-1946-60 メーカー・サイト
本記事は 『ベース・マガジン 2021年8月号』の特集記事を転載したものです。同号の表紙は、新作『東京』をリリースした東京事変の亀田誠治と刄田綴色。特集『最強のリズム・セクション』では、古今東西さまざまな名リズム体を紹介し、ベースとドラムのコンビネーションについて掘り下げています。ぜひチェックしてみてください!