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    新世代人気バンドが弾く Fender Made in Japan Hybrid II

    • Photo:Masao Sekigawa、Chika Suzuki

    秋澤和貴(Saucy Dog)が弾く
    Made in Japan Hybrid II Precision Bass

    切なくエモーショナルな歌世界が多くの共感を呼んでいる3ピース・バンド、Saucy Dog。ベーシストの秋澤和貴は1959年製プレシジョン・ベースを手に、アイディア豊富なプレイでバンド・サウンドを支えると同時に、豊かに拡張している。そんな彼にHybrid II のプレシジョン・ベースはどのように映ったのだろうか。

    こういうプレベは初めて弾きますね。
    例えるなら“キレイなジャイアン”(笑)。

    プレベに苦手意識がある人にこそ弾いてもらいたいベースですね。

     これ、めちゃめちゃいいですね。すごく弾きやすい。ネックも細すぎず太すぎず、幅もロー・ポジションからハイ・ポジションにかけて差がない感じがします。しかも、21フレットあるんですね。僕はソロっぽいことを弾いたりもするし、20フレットだと曲によっては、“あ、足りない”って思うこともあるんです(笑)。フレットが増えても演奏する感覚が変わらないのもいいですね。

     サウンドはすごくフラットでまとまっていると感じます。余分なロー感がないっていうんですかね。プレベの膨らみのある部分が抑えられているので、ヴォーカルもすごく歌いやすいんじゃないかな。タイトにも聴こえて、8ビートを弾いていてもキレイに聴こえるというか。いつもよりもウマく弾けている気がします(笑)。トーンを絞ったら、僕の好みのプレベ感、ローの強い感じが出てきますね。しかも、絞ってもボワっとしすぎない、使いやすい範囲で効いてくれます。音のバランスもすごく良くて、和音もすごくキレイ。ロー・ポジションでコードを弾いてもキレイだし、プレベでハイ・フレットのコードを弾くと、ボワッとしすぎることがあるんですけど、このモデルは3弦のローが膨らみすぎないし、1、2弦がちょっと小さくなる感じもなくて、均一に出てくれる感じがいいですね。

     プレベって、右手のタッチによって随分音が変わる印象があるんです。僕もタッチは気をつかうところで、ある意味、プレベ自体がシビアな楽器っていう面はあるんですよ。その代わり、いいタッチができたときにはすごく音が飛んでいく。そこが好きな部分でもあり、もしかしたら扱いづらいところなのかもしれないですけど、このプレベは、そういう意味ではプレベだけどプレベっぽくない。でもそれはいい意味で、どちらかというとジャズベっぽいまとまった感じがありますね。でも、例えば、3、4弦をピックで弾いたときにはちょっと無骨というか音の太さがあって、そこはがっつりとプレベのニュアンスなんです。こういうプレベは初めて弾きますね。例えるなら“キレイなジャイアン”みたいな感じ(笑)。

     あと、僕のプレベのイメージって、ちょっとポコポコ言うような、少しサステインが短いものなんですけど、このベースはけっこう伸びますね。これはプレベ初心者の人もすごく弾きやすくて入りやすいと思います。プレベって、ジェームス・ジェマーソンとかのポコポコしたモータウン系の音とか、クラッシュみたいな力強いパンクのベースのイメージで、見た目も含めて男らしいなって感じなんですけど、このベースはいい意味ですごく中性的な感じがするんです。男だけど細マッチョ。プレベの良さがちゃんとあるけど、ジャズベの安定感みたいなものもあって、いいとこ取りっていう感じはします。だから、プレベに苦手意識がある人にこそ弾いてもらいたいベースですね。これを弾いたらプレベが好きになると思いますよ。

    Profile
    あきざわ・かずき●12月18日生まれ、高知県出身。中学3年でベースを手にし、高校卒業後に音楽の専門学校へと進む。専門学校で石原慎也(vo、g)と出会い、2013年に結成されたSaucy Dogへ2016年に加入する。2017年に初の全国流通作品としてミニ・アルバム『カントリーロード』を発表。精力的なライヴ活動を展開し、2019年には大阪・大阪城音楽堂、東京・日比谷野外大音楽堂で単独公演を行ない、2021年2月には日本武道館ワンマン公演を成功させる。これまでに4枚のミニ・アルバムを発表。最新リリースは2021年1月にデジタル・リリースした「sugar」。
    https://saucydog.jp/

    山本大樹(My Hair is Bad)が弾く
    Made in Japan Hybrid II Jazz Bass

    近年1969年製ジャズ・ベースを入手し、フェンダー・ベースの魅力を再確認しているというMy Hair is Badの山本大樹。生粋のライヴ・バンドとして全国で熱いライヴを繰り広げている彼の視線は、まさに“現場で使えるか否か”をジャッジするにふさわしい。果たして、Hybrid II のジャズ・ベースは、山本の眼鏡にかなうのか?

    めっちゃベースが好きな人が考えて作った
    新しいベースという感じがしました。

    フェンダー。国産。ダブルの安心感がありますね(笑)。

     とにかく弾きやすいです。ネックがサラサラとした手触りで、普通のベースの場合、ライヴで汗をかいちゃうと、横移動したときにキュッと引っかかっちゃうこともあると思うんですけど、これはすべりがいいし、ライヴでもめちゃめちゃ弾きやすいんじゃないかな。あと、僕はネックを握って弾くタイプなんですけど、このベースは指板のエッジに丸みがついているからか、すごく手に馴染みやすいと思いました。ネック裏の仕上げにしても指板のエッジの処理にしても、すごく細かいところなんですけど、その小さいことの積み重ねがうまく作用して、無意識に感じているストレスをなくしてくれている感じがします。

     音はすごく素直な感じですね。しっかりとローも出ています。ややドンシャリというか、ちょっとだけローとハイに寄っている気はしますけど、レンジが広く出てくれるし、元気な楽器だなっていうイメージ。デッド・ポイント的なものもあまり感じないというか、どこかが飛び出るということもなく、各弦のバランスも良くて、いい意味でフラット。弱点がなくて平均点が高いという印象です。そのぶん、自分がどう弾きたいかっていうものを素直に出してくれる気がしますね。僕はコントロールは基本的にはフルテンで使いますけど、リアのヴォリュームだけを下げてフロントを強めに出したり、トーンをちょっとだけ絞って温かい音にして指弾きをしたりっていうのはやったりするんです。このベースはトーンを絞っていっても存在感が薄くならないというか、ローがしっかりといるのがいいですよね。

     サステインがめちゃくちゃ長くて、ローが消えずにずっと音が伸びるのも気持ちいいです。僕がメインで使っているヴィンテージのジャズベは、わりとサステインが短めだったりするんですけど、ライヴでバンド全体でドーンと鳴らしたときにサステインが短いとちょっときついなって場合もあるんですね。サステインがあるぶんには右手や左手のミュートでいくらでもコントロールできるので、サステインが長いのはありがたいですね。

     サウンドとか弾きやすさとは違う部分ですけど、ジャックが2段階になっているというか、シールドが抜けにくい構造になっていて、これ、ライヴではすごく助かりますよ。ライヴでのそういったトラブルって一番イヤですから。テンション下がる(笑)。

     このベースはハンドメイド系ハイエンド工房のベースのようというか、めっちゃベースが好きな人が考えて作った新しいベースという感じがしました。それがこの価格というのは、すごくお得感がありますね。フェンダーって絶対的な王道だし、派生はいろいろあったとしても、戻ってくるところは結局フェンダーなのかなっていう安心感がありますよね。それに加えて、僕は国産のベースってすごく信頼感があって好きなんです。だからダブルの安心感がありますね(笑)。

    Profile
    やまもと・ひろき●1991年8月21日生まれ、新潟県出身。中学3年でギターを始め、高校でベースへと転向する。2008年にMy Hair is Badを結成。骨太なロック・サウンドで話題を集め、2016年5月にシングル「時代をあつめて」でメジャー・デビューする。2018年には日本武道館2デイズ公演を、2019年には横浜アリーナ&大阪城ホール2デイズ公演を成功させ、2021年4月には自身最大キャパとなるさいたまスーパーアリーナ2デイズ公演を予定しており、日本屈指のライヴ・バンドとして評価を得ている。現在までに4枚のフル・アルバムなどを発表。2020年12月23日に、CDシングル「life」と配信シングル「love」をリリースした。
    https://www.myhairisbad.com/

    Specifications

    Made in Japan Hybrid II Precision Bass
    ●ボディ:アルダー●ネック:メイプル●指板:ローズウッド or メイプル(ボディ・カラーによる)●フレット数:21 ●スケール:34インチ●ピックアップ:ハイブリッドIIカスタム・ヴォイスド・シングルコイルPベース●コントロール:ヴォリューム、トーン●ブリッジ:4サドル・ヴィンテージ・スタイル●ペグ:ヴィンテージ・スタイル ●カラー:3カラー・サンバースト(ローズウッド指板、写真)、モデナ・レッド(ローズウッド指板)、フォレスト・ブルー(ローズウッド指板/メイプル指板)、ブラック(メイプル指板)

    価格:¥121,000(税込)


    Made in Japan Hybrid II Jazz Bass
    ●ボディ:アルダー●ネック:メイプル●指板:ローズウッド or メイプル(ボディ・カラーによる)●フレット数:21 ●スケール:34インチ●ピックアップ:ハイブリッドIIカスタム・ヴォイスド・シングルコイル・ジャズ・ベース×2●コントロール:ヴォリューム×2、トーン●ブリッジ:4サドル・ヴィンテージ・スタイル●ペグ:ヴィンテージ・スタイル ●カラー:3カラー・サンバースト(ローズウッド指板/メイプル指板)、モデナ・レッド(ローズウッド指板/メイプル指板)、フォレスト・ブルー(ローズウッド指板/メイプル指板)、アークティック・ホワイト(ローズウッド指板)、ブラック(メイプル指板、写真)、ヴィンテージ・ナチュラル(メイプル指板)

    価格:¥132,000(税込)


    Made in Japan Hybrid II Jazz Bass V
    ●ボディ:アルダー●ネック:メイプル●指板:ローズウッド or メイプル(ボディ・カラーによる)●フレット数:21 ●スケール:34インチ●ピックアップ:ハイブリッドIIカスタム・ヴォイスド・シングルコイル・ジャズ・ベースV×2●コントロール:ヴォリューム×2、トーン●ブリッジ:4サドル・ヴィンテージ・スタイル●ペグ:ヴィンテージ・スタイル ●カラー:3カラー・サンバースト(ローズウッド指板)、モデナ・レッド(メイプル指板、写真)、ヴィンテージ・ナチュラル(メイプル指板)

    価格:¥143,000(税込)


    【製品に関する問い合わせ】
    フェンダーミュージック ☎︎0120-1946-60  メーカー・サイト