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ベース・ライン完全攻略 新装改訂版 ステップ・アップのための理論と実践

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「コードに沿って自由に弾けない…」そんな悩みを持つベーシストに贈る決定版書籍が、新装改訂で登場!

ロングセラー本『ベース・ライン完全攻略〜ステップ・アップのための理論と実践』の新装改訂版

『ベース・ライン完全攻略 新装改訂版 ステップ・アップのための理論と実践』(江森正敏・著/リットーミュージック)が、7月15日に発売される。

演奏の技術はあるのに、「このコード進行で自由に弾いてみてください」と言われると手が止まってしまう。そんな悩みを抱えるベーシストに向けて、ベース・ライン作成の理論と実践を体系的に学べるロングセラー教本が、より時代に合った内容にアップデートされた。

2012年の初版以来、多くの読者に支持されてきた本書。新装改訂版ではテキストや用語、譜例を全面的に見直し、よりわかりやすく、実践的な内容に刷新。付属音源も時代に合わせてストリーミング/ダウンロード対応となった。

理論編では、ダイアトニック・コードの基礎から始まり、四和音、モード、ドミナント・セブンスやディミニッシュドなどの発展的なコード理論、リハーモナイズやアウトサイドの概念までを丁寧に解説。さらにブルースやラテン、変拍子といった実践スタイルへの応用や、ベース・ソロの組み立て方、リスニングのポイントまで、多角的な視点で「音楽的なベース・ライン」の作り方を掘り下げている。

全23章・300ページ超のヴォリュームに加え、豊富な譜例と音源連動エクササイズが詰め込まれた本書は、“本気で上手くなりたい”ベーシストにとって心強い味方となるはずだ。

練習用譜面や音声データはこちらのページからダウンロードが可能だ。

【CONTENTS】

■PART1 ダイアトニック・コードへの対応
≪Chapter0 音程≫
◎1オクターブ内の音程
◎転回音程(Inverting Intervals)
◎1オクターブ以上の隔たりがある音程

≪Chapter1 三和音≫
◎三和音の構成音
◎各トライアドに対するダイアグラム

≪Chapter2 四和音とモード≫
◎I:アイオニアン(Ionian)
◎II:ドリアン(Dorian)
◎III:フリジアン(Phrygian)
◎IV:リディアン(Lydian)
◎V:ミクソリディアン(Mixolydian)
◎VI:エオリアン(Aeolian)
◎VII:ロクリアン(Locrian)
◎四和音とモードのまとめ

≪Chapter3 マイナー・セブンス・コードとモード≫
◎ジャズではドリアンを第1に選択
◎エオリアンとフリジアンが選択される場合
◎メロディック・マイナー・スケールの練習

≪Chapter4 サスフォー・コード≫
◎サスフォー・コードに有効なスケール
◎サスフォー・コードの機能

≪Chapter5 ベース・ラインの作成(1)≫
◎コード・トーンを中心としたベース・ラインの作成
◎スケール的(モード的)アプローチ
◎曲に対してスケール的アプローチを用いる
◎テンション・ノートを意識したベース・ライン
◎ベース・ラインのイメージ作り

■PART2 発展的なアプローチ
≪Chapter6 ドミナント・セブンス・コード≫
◎リディアン♭7thスケール(Lydian ♭7th Scale)
◎オルタード・スケール(Altered Scale)
◎ディミニッシュド・スケール(Diminished Scale)
◎ホール・トーン・スケール(Whole-Tone Scale)
◎フリジアン♯3(Phrygian ♯3)

≪Chapter7  II-V(ツー・ファイブ)≫
◎II-Vに対するベース・ライン
◎フレーズはボキャブラリー

≪Chapter8 ディミニッシュド・コード≫
◎ディミニッシュド・コードに有効なスケール
◎ディミニッシュド・コードの機能
◎メジャー・セブンス・コードの変化形

≪Chapter9 マイナー・メジャー・セブンス・コード≫
◎最も一般的なメロディック・マイナーの使い方
◎ライン・クリシェ(Line Cliche)

≪Chapter10 三和音に対応するスケール≫
◎メジャー・トライアド
◎マイナー・トライアド
◎オーグメンテッド・トライアド
◎ディミニッシュド・トライアド

≪Chapter11 分数コード≫
◎4種類の分数コード

≪Chapter12 クロマチック・アプローチ≫
◎クロマチック・アプローチの2つの手法
◎クロマチック・アプローチの実例
◎クロマチック・アプローチの拡大

≪Chapter13 ベース・ラインの作成(2)≫
◎II-7からV7へ
◎V7からI△7へ
◎II-7-V7-I△7-VI7進行の連続
◎IIΦ7からV7へ
◎V7からI-7へ
◎IIΦ7-V7-I-7-VI7進行の連続

■PART3 実践的なノウハウ
≪Chapter14 ブルース≫
◎ブルース・スケールとコード進行
◎フレーズとしてのブルース

≪Chapter15 ペンタトニック・スケール≫
◎メジャーとマイナーのペンタトニック・スケール
◎内在するペンタトニック・スケールの割り出し
◎実際の演奏にあたっての注意点

≪Chapter16 リハーモニゼイション≫
◎リハーモニゼイションの実例
◎II-V進行によるクロマチック・アプローチ
◎リハーモニゼイションを行ないやすい場所
◎ペダル・ポイント(Pedal Point)
◎オスティナート(Ostinato)

≪Chapter17 ヘミオラ≫
◎ベース・ラインやソロにヘミオラを組み込む

≪Chapter18 アウトサイド≫
◎さまざまなアウトサイド

≪Chapter19 ラテン音楽≫
◎アフロキューバン(Afro-Cuban)
◎ブラジリアン(Brazillian)

≪Chapter20 イントロとエンディング≫
◎イントロ(Intro)
◎エンディング(Ending)

≪Chapter21 ベース・ラインの作成(3)≫
◎2ビート(2 Beat)
◎4ビート(4 Beat)
◎インタープレイ(Interplay)
◎シャッフル(Shuffle)
◎バラード(Ballad)
◎ダブルタイム(Double-time Feel)
◎ジャズ・ワルツ(Jazz Waltz)
◎変拍子(Odd time signature)
◎3/4拍子⇔4/4拍子
◎ボサノバ

≪Chapter22 ベース・ソロ≫
◎空間を置いたソロでの組み立て方
◎”弾かない”と”弾けない”

≪Chapter23 演奏を聴く≫
◎聴くことから始まる

■APPENDIX
◎A:ベース・ライン&ベース・ソロ実例集
◎B:連動音源解説

■書誌情報

書名:『ベース・ライン完全攻略 新装改訂版 ステップ・アップのための理論と実践 』
著者:江森 正敏
仕様:B5判 / 336ページ / 連動音源はストリーミング/ダウンロード対応
定価:3,080円(本体2,800円+税10%)
発売:2025年7月15日
発行:リットーミュージック
商品情報ページ Amazon商品ページ

著者プロフィール
江森 正敏(えもり まさとし)●1969年11月20日生まれ。ミュージックカレッジメーザーハウスにて井野信義氏に師事。1995年渡米。クラッシックをTom Pedrini氏(元LAフィル主席)、ジャズをDavid Enos氏に師事する。ロサンゼルスにてライブ活動の他、映画音楽のレコーディング等に参加。2000年に帰国し、ライブ活動の他、レコーディング、TV出演、ミュージカル等、幅広いジャンルで活動。