GEAR
Fractal Audio Systemsのマルチ・エフェクター“VP4”に、ベーシスト・川崎哲平監修のプリセットをプリインストールした特別仕様モデル“VP4 for BASS”が登場した。
“VP4”の特徴
Fractal Audio Systemsの“VP4”は、コンパクトな筐体に多彩なエフェクトを搭載したマルチ・エフェクター。ドライヴ、ディレイ、リヴァーブ、コーラス、フランジャー、フェイザー、イコライザー、コンプレッサー、ワウ、トレモロなど、クラシックなストンプ・ボックスやスタジオ・エフェクト・モデルを何百種類も収録。そのサウンド・クオリティは、同社のフラッグシップ機“Axe-Fx III”をベースとしている。
ひとつのプリセットに最大4つのエフェクトを配置可能で、合計104個のプリセットを保存できる仕様となっている。各エフェクトのON/OFFを切り替える“EFFECTモード”、バーチャル・エフェクト・ペダルを切り替えられる“PRESETモード”、ループ・システムを使用したペダル・ボードのイメージで複数のエフェクト組み合わせを管理できる“SCENEモード”など、多彩なモード切り替えに対応。
各プリセットには独立したノイズ・ゲート、マスターEQ/レベルも搭載されており、常時表示の“ミニ・チューナー”も利用可能。プレイヤーにとって実用性の高い、低ノイズかつ直感的な操作性を実現したモデルである。
また、専用ソフト“VP4-Edit”を用いたエディットにも対応しており、ファームウェアのアップグレードも可能。将来的な機能拡張にも柔軟に対応できる設計となっている。
“VP4”に川崎哲平監修のプリセットを収録したスペシャル・エディション
そんな“VP4”のスペシャル・エディションとなる“VP4 for BASS”は、多くのアーティストのレコーディングやライヴ・サポート、セッションのほか、TV収録、CM録音などで活躍中のベーシスト・川崎哲平が監修。
川崎哲平の使用サウンドをはじめ、定番ベース・プリアンプの実機をもとに再現した音色、往年のレジェンド・ベーシストをモチーフにしたサウンド、名盤で聴けるシンセ・ベース風の音色など、全24種のベース用プリセット=96シーンを収録。多彩なサウンド・バリエーションを使用することができる。
“VP4 for BASS”は185,900円(税込)で販売中。プリセットの詳細などは公式HPにて掲載されている。
さらに、“VP4 for BASS”のベース用プリセット・データが収められた“VP4 BASS TonePack”も9900円(税込)で販売されている。“VP4”本体をすでに所有しているユーザーは、こちらのチェックもおすすめしたい。

かわさき・てっぺい●1980年福岡県出身。中学3年からギターを始め、高校3年のときにベースに転向。その後音楽専門学校に入学し、在学中より福岡でプロ活動を開始する。2005年からは活動拠点を関東に移し本格的な活動を始め、現在はフリーのベーシストとして、多くのアーティストのレコーディングやライヴ・サポート、セッションのほか、TV収録、CM録音などで活躍中。日本人としては初めて、サドウスキーからシグネチャー・モデルをリリースしたベーシストとしても知られている。
HP X note
ベース・マガジンのInstagramアカウントができました。フォロー、いいね、よろしくお願いします!→Instagram