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    ベーシストのコンプレッサー論 – 第1回:松本駿介(Cö shu Nie)

    • Interview & Text : Shutaro Tsujimoto (Bass Magazine Web)

    コンプレッサーは、音量のバランスを整え、演奏全体のまとまりを生み出すために便利なエフェクターである。その一方で、設定の意図や音への影響が見えづらく、使いこなすのが難しいと感じるプレイヤーも少なくない。

    本連載では、プロ・ベーシストたちがコンプレッサーとどう向き合い、どのように活用しているのかを掘り下げていく。選び方、使い方、そして求める音像──それぞれのスタイルがそこに表われるはずだ。

    第1回に登場するのは、Cö shu Nieの松本駿介。打ち込みと生演奏が緻密に絡み合うバンド・サウンドのなかで、歪みをまとったリード・ベースを自在に駆け巡らせる彼のプレイは、“低音”という枠を超えた存在感を放っている。

    そんな松本が語るのは、自身の“コンプレッサー遍歴”と、現在メインで使用しているOrigin EffectsのCali76 TXについて。音を整えるためだけでなく、“歪みを生かす” & “音像を前に出す”ための“攻めのコンプ”といった観点からも、リアルな実感を交えて語ってくれた。


    Part1:コンプレッサーとの出会い〜使用機材の遍歴

    松本駿介(Cö shu Nie)
    松本駿介(Cö shu Nie)

    “EBSなら間違いないだろう”ということで、EBSのMulticompを買いました。

     最初にコンプレッサーを導入したのは、今思うと“なんとなく”でした。漠然と、“音を整えたいな”と思ったんです。細かい知識もないまま、“EBSなら間違いないだろう”ということで、EBSのMulticompを買いました。実際に使ってみたら……

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    松本駿介 Profile
    まつもと・しゅんすけ ● 2月23日生まれ、兵庫県出身。中学でベースを始める。2011年にCö shu Nieを結成。コンテスト/オーディション・イベントにも積極的に参加し、2015年にはサマーソニック2015にも出演する。2018年1月にTVアニメ『東京喰種 トーキョーグール:re』の主題歌となった「asphyxia」でメジャー・デビューし、昨年9月に発表した『7 Deadly Guilt』をはじめ3枚のフル・アルバムなどを発表している。また、2025年6月11日にはアニメ『黒執事 -緑の魔女編-』のOPテーマ曲、Cö shu Nie feat. HYDE「MAISIE」をリリース。6月12日(木)には恵比寿リキッドルームでワンマン・ライヴ “Cö shu Nie Oneman show -赤い月が堕ちる-”を開催する。

    ◎Information
    Cö shu Nie
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    松本駿介
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