“終わらないバンド”というテーマを掲げて精力的な活動を続けている5人組ロック・バンド、ユナイト。2020年に結成9周年を迎えた彼らは10周年に向けて、7月から5ヵ月連続の配信リリースを行なっている。今回の連続配信は、メンバー全員が1曲ずつ作詞作曲を担当した楽曲をリリースするというもので、全員がソングライティングをこなすことができるバンドの特色・幅広さを存分にアピールするものだ。

　これまで、第一弾となる7月の「NASTY_Q_APRI？」（LiN／gが担当）を皮切りに、第二弾の8月「さよならユーフォリア」（椎名未緒／gが担当）、第三弾の9月「液体の夜」（莎奈／dが担当）が発表されてきたが、第四弾は、ついにベーシストのハクが手がけた楽曲が登場。タイトルは「狐媚」（読み方：コビ）で、10月16日に配信開始となった。「狐媚」は、そこはかとなく和風なメロディが美しく流れる楽曲で、グリスを絡めながら楽曲のボトムを駆け抜けていくベースのウネりも心地よい。

　配信でのリリースのほか、バンドの公式通販サイトではCDも限定枚数発売しており、タイトル曲のカラオケのほか、各パートの“爆上げver.”を収録。“ハク 爆上げver.”では、ベースの音量が極端に大きくなっていることで聴こえやすくなっている。ハクのプレイをより堪能したいという人は、CDもぜひ手に入れてほしい。