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    長島涼平
    (フレンズ/the telephones)

    【Profile】
    ながしま・りょうへい●1984年5月18日生まれ、埼玉県出身。2005年にthe telephonesを結成し、2009年にメジャー・デビュー。2011年12月にさいたまスーパーアリーナ公演、2015年5月に日本武道館公演を成功させるなどダンサブルなロック・サウンドで人気を集める。the telephonesは2015年に活動休止し(2018年5月に活動再開)、長島は2015年6月にフレンズを結成。2021年8月4日にメジャー2ndフル・アルバム『SOLAR』をリリースしている。またバンド活動と並行し、数多くのアーティストのサポートなども行なっている。
    ◎Official HP:フレンズ the telephones

    みんなが大好きな“レッチリ節”みたいなものはずっとある。

     僕はレッチリにめちゃくちゃ影響を受けたわけではないですが、やはりバンドマンとして、ベーシストとして、リスナーとして、毎回レッチリの新譜となればそりゃウキウキするわけです。

     一曲目の「Black Summer」から聴き始めて、うまく言えないですけど、レッチリもどんどん大人になっていくなーという感覚でした。それは落ち着いたとかそういう意味じゃなくて、なんか懐の深さをさらに感じたというか。それがむしろストレートにカッコよく思えてくるというか。

     そんななかにも、みんなが大好きな“レッチリ節”みたいなものはずっとありますし、楽曲的にもいろんな側面を持つバンドだから、これだけの曲数でも次の曲を期待しながら聴けちゃうのかな。

     ベーシスト的には、「Aquatic Mouth Dance」のベースとか真似たくなるし、フリーがライヴで弾くときにさらにどんな風に崩したり遊んだりするのかなーとか気になるので、早くライヴで聴きたいです。

    フクダヒロム
    (Suspended 4th)

    【Profile】
    ふくだ・ひろむ●1994年11月3日生まれ、愛知県出身。小学生でドラムを、中学1年でギターを始め、中学3年でベースを手にする。マキシマム ザ ホルモンやレッド・ホット・チリ・ペッパーズに影響を受け、スラップに開眼。超絶技巧を難なくこなす巧者である。2014年に結成されたSuspended 4thに2015年に加入し、名古屋市栄での路上パフォーマンスが話題を呼び、2019年7月に1stミニ・アルバム『GIANTSTAMP』でピザ・オブ・デスからデビューを果たす。2022年4月20日に1stシングル「KARMA」をリリースした。
    Official HP

    2022年になっても色褪せるどころか進化するレッチリ。

     レッチリから待望のフル・アルバムが出たということで、レッチリ大好きっ子の僕は大歓喜でした! 調べてビックリしたんですが、ジョンが作品に復帰したのが16年ぶりとのことで、時の流れの早さに驚きました。

     まず頭から最後まで通して聴いた感想は、“まだ進化するんだ……!”というのがありました。 曲調などは僕らのよく知るレッチリらしさがちゃんとありながらも、現代に通用する感じでサウンドがまとまっていて、特にフリーのプレイがどの曲もアグレッシブなのにどこか穏やかなグルーヴで、聴いていてとても心地が良いです。

     なかでも特にお気に入りな曲が「Aquatic Mouth Dance」と「One Way Traffic」で、どちらもベーシストがコピーしたくなるようなベース・ライン。特に「One Way Traffic」終盤のベース・ソロは“おぉ! きたきた!”となりましたね。「She’s a Lover」のサビのベースなんかもコード弾きしてて“ニクいな〜”と思いました(笑)。

     2022年になっても色褪せるどころか進化するレッチリ、最高です!