プランのご案内
  • NOTES

    UP

    ガンズのダフ・マッケイガンがFender Flagship Tokyoに登場!「プリンス初期3枚のベース・グルーヴは完璧だよ」【レポート】

    • Text : Bass Magazine
    • Photo : Motomi Mizoguchi

    ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンが“Fender Flagship Tokyo”に登場。スペシャル・セッションも披露!

    2025年5月5日に行なった、1日限りの来日公演も記憶に新しいガンズ・アンド・ローゼズ。そのプレミアムなライヴの2日前となる5月3日に、ガンズ・アンド・ローゼズのベーシスト、ダフ・マッケイガンによるスペシャル・イベント、『Fender Flagship Tokyo Special Event with Duff McKagan』が、フェンダーの旗艦店である“Fender Flagship Tokyo”にて開催された。

    本イベントはダフを迎え、バンドやベース・プレイ、自身のシグネイチャー・モデルなど、さまざまテーマについて語るトーク・パートのほか、ガンズのドラマー、アイザック・カーペンターとのセッション・パートも設けられているとのこと。このスペシャルなイベントへの参加は抽選制となっており、多くの応募のなかから選ばれた数十人だけが、この貴重な場に立ち会うことができた。

    開演時間になると舞台袖からダフが登場。その佇まいとオーラはまさにレジェンド・ロックスターのそれで、会場からは大きな歓声が上がる。早速司会者から様々な質問を矢継ぎ早に尋ねられ、「若い頃、影響を受けたベーシストは?」という問いには、ポール・マッカートニー、レミー、ジョン・ポール・ジョーンズ、プリンスの名前を挙げていた。

    プリンスに関しては特に大きな影響を受けたらしく「プリンスの作品は彼がベースも弾いているが、特に初期の3枚のベースのグルーヴは完璧だよ」と、その凄さを事細かく語っていたのが印象的だった。

    ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガン @Fender Flagship Tokyo
    ダフは「ガンズで本格的にベースを始めたんだ」と語っていた。

    そのほかにも普段の練習や、自身のプレイ・スタイルなどについて聞かれたあとに、フェンダーからリリースされているシグネイチャー・モデル“Duff McKagan Deluxe Precision Bass”の話題に。

    このモデルの特徴であるPJレイアウトへのピックアップへのこだわりや、Dチューナーを使い始めた経緯などを詳しく説明。コントロール部には、PとJを使い分けるピックアップ・セレクターが装備されている本器だが、「PとJのピックアップを常に両方鳴らしているから、セレクターは接着剤で固定してしまっているよ」という裏話も。

    また、「最近はアコースティック寄りのサウンドを狙うときは、若干トーンを絞ることよ」とのことだ。本人も「このベースはいろいろな人に使ってほしい」と語るとおり、ダフもお墨付きの一本で「(バンド・メンバーの)スラッシュの義理の娘にも、彼女にとって初めてのベースとして、この楽器をプレゼントしたんだ」というエピソードを語ってくれた。

    ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガン @Fender Flagship Tokyo
    自身のシグネイチャー・モデルについても詳しく解説。

    そのほかにもいろいろな質問が飛んだトーク・パートが一段落すると、バンド・メンバーでもあるアイザック・カーペンターがステージに上がり、“ガンズのリズム体”によるスペシャル・セッションが。

    「You Could Be Mine」「It’s So Easy」「Rocket Queen」「Welcome to the Jungle」と言ったガンズの名曲を次々と披露していく。各曲、ダイジェストという形ではあったが、ガンズのリズム体メンバーのみによる生演奏を、こんなに近い距離で見られるのはかなり貴重な体験だった。

    そして、ピック弾きから生み出されるパンチのあるサウンドは、ガンズの音源に収録されているベースの音そのものであったことを伝えておきたい。

    リズム体でのセッション @Fender Flagship Tokyo
    アイザックとの貴重なセッション!

    締めの言葉として「情熱を持って音楽に向き合うことが大切だ」とダフからの熱いメッセージでイベントは終了。約1時間のイベントであったが、濃密な内容であっという間に時が過ぎてしまった。

    ベース・マガジン8月号には、ダフのインタビューも掲載!

    そして7月19日に発売予定のベース・マガジン2025年8月号では、このイベントでのダフのインタビューを事細かに掲載予定。

    彼がベースを始めたきっかけや、シグネイチャー・モデルを発売するまでに至った経緯などいろいろなエピソードを語ってくれているので、ぜひ楽しみに待っていてほしい。

    ダフとドラマーのアイザック・カーペンター

    Fender / Duff McKagan Deluxe Precision Bass

    Fender / Duff McKagan Deluxe Precision Bass
    Fender / Duff McKagan Deluxe Precision Bass


    ◎Specifications
    ●ボディ:アルダー●ネック:メイプル●指板:ローズウッド●スケール:34インチ●フレット数:20●ピックアップ:フェンダー・ヴィンテージ・スタイル・スプリット・シングル・コイル・プレシジョン・ベース(フロント)、セイモアダンカン・STKJ2Bジャズ・ベース(リア)●コントロール:マスター・ヴォリューム、マスターTBXトーン・コントロール、3ポジション・トグル・スイッチ(フロント/フロント+リア、リア)●ブリッジ:4サドル・ヴィンテージ・スタイル●ペグ:フェンダー・’70s・ヴィンテージ・スタイル・スタンプド・オープンギア(4弦:ヒップショット・ベース・エクステンダー)カラー:ホワイト・パール、ブラック●価格: 242,000円(税込)
    製品ページ