NOTES
16分音符レベルの精度で安定してリズムを感じる/演奏する、というベーシストとしてとても大事なスキル。鍛えましょう!
ということで、クリックを16分4つめに鳴らすリズム練、第3弾です。
今回は“1拍に音符が2個”のパターンです。全部で6パターンあります。パターン1、2、3の16分休符が連続してるところは本当は8分休符を1個書きますが、音符と休符とクリックの関係が視覚的にわかりやすいように、あえて16分休符で書いてます。
動画では、1個のパターンを数回リピートして次のパターンにどんどん行きますが、これはリズム練なので、実際に自分で練習するときは、“間違えずに弾けたから次へ”というやり方じゃなく、頑張らなくても自然にグルーヴできるようになるまでひとつのパターンにじっくり時間をかけます。ここではBPM70で弾きますが、実際はまずやりやすいテンポを見つけて、そして、そのテンポでいい感じに弾けるようになったら、少しテンポを上げてまたじっくり繰り返す、という風に取り組みます。
■パターン1
1aと1bを個別に繰り返したり、交互に弾いたりして、フィールを掴みます。
■パターン2
1aを16分1個分手前にズラした2aと、休符の代わりに音を伸ばすパターン2bです。
■パターン3
パターン2を手前にズラしたパターン3です。
■パターン4
パターン3を手前にズラしたパターン4です。
■パターン5
1拍に音符が2個あるけど連続しないのがパターン5です。5aも5bも8分ルート弾きに似ていますが、これまでと同じく16分を感じながら弾きます。
■パターン6
5aを手前にズラすと6aです。ウラばかり弾くので難しく感じるかもしれませんが、演奏してる内容は本質的にはパターン5と同じで、ウラをスタート地点にしてパターン5を弾くイメージです。オモテでまったく音符を弾きませんが、オモテの位置を見失わないように気をつけましょう。
ということで、この練習で16分グルーヴをさらに磨いていきましょう!
石村順でした!
石村順
◎Profile
いしむらじゅん●元LOVE CIRCUS、元NEW PONTA BOX。日食なつこ、ポルノグラフィティ、東京エスムジカ、K、JUJU、すみれ、大江千里、松山千春、宇崎竜童、石川ひとみ、種ともこ、近藤房之助、豊永利行、Machico、紘毅、城南海、西田あい、つるの剛士、SUIKA、Le Velvets、葡萄畑など、多数のライブや録音に参加している。ロングセラー『ベーシストのリズム感向上メカニズム グルーヴを鍛える10のコンセプトとトレーニング』の著者。Aloha Bass Coachingではベース・レッスンのほか全楽器対象のリズム・レッスンを行なっている。
◎Information
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