NOTES
あのベーシストは、どんな音楽を聴いて現在の音楽性/ベース・スタイルを築き上げたのだろうか? さまざまなベーシストに、自身が影響を受けた“私的名盤”を7枚厳選してご紹介いただく連載企画です。
ハラグチサン
(NEMOPHILA)
Profile
はらぐちさん●1997年4月19日生まれ。2019年にセッション・バンドを経て、女性5人によるメタル・バンド、NEMOPHILAとして活動を開始。“音は地獄のように激しく、その他はゆるふわ”を標榜する“地獄のゆるふわバンド”としてラウドからグランジまでさまざまな要素を取り込んだ現代的なハード・サウンドで話題を集める。2021年12月に1stアルバム『REVIVE』を発表した。
◎Official HP ◎ハラグチサン Twitter
七宝盤①
『DON’T TRUST ANYONE BUT US』
ELLEGARDEN
(2002年)
人生で初めてベースのコピーをしたのが「風の日」でした。高校で軽音楽部の顧問の先生に教えてもらったのがきっかけです。個人的にすごく青春で、ピックでガンガン弾くスタイルに影響を受けていました。どの曲もメロディが良くて、耳に残ります。
七宝盤②
『Slipknot』
スリップノット
(1999年)
はじめましての衝撃が、とても最高でした。ヘヴィメタルを聴き始めるきっかけだったかもしれません。攻撃的なサウンドに憧れて、ベースのチューニングをギャンギャンに下げてコピーしたりもしてました。個人的に「Eyeless」が好きで、曲の後半の展開がたまらなくて気づけば腕が上がってます。
七宝盤③
『Take off Your Pants and Jacket』
blink-182
(2001年)
初めてパンク・バンドを組むときに、まわりの人たちにオススメされて出会いました。メロディがよくてポップな感じが好きで、たまに真似してベースの位置を低くして弾いたりしてました。「Stay Together for the Kids」みたいなシリアスな感じの曲もオススメです。
七宝盤④
『The Best Damn Thing』
アヴリル・ラヴィーン
(2007年)
人生で初めて買ったCDがこのアルバムでした。キュートでロックな姿には憧れますし、最高です。ノリやリズムも良くて、ベースを聴いていてとても気持ちいいです。
七宝盤⑤
『American Idiot』
グリーン・デイ
(2004年)
パンク・ロックといえば“グリーン・デイ”でした。「American Idiot」のギター・リフだったり、どの曲も印象的なリフやベースがカッコよくて、たくさんコピーしたのを覚えてます。ベースの抜けの良い音色も好きでした。
七宝盤⑥
『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』
ブリング・ミー・ザ・ホライズン
(2020年)
このアルバムが出てからますます聴くようになりました。全曲カッコいいです。ベースの音色もカッコよくて印象的です。ほかのアーティストとコラボもあったりして、「Kingslayer(feat.BABYMETAL)」はカッコかわいくてオススメです。
七宝盤⑦
『ぶっ生き返す』
マキシマム ザ ホルモン
(2007年)
“こんな激しいバンドやりたい!”と思うようになったきっかけだと思います。独特な歌詞や激しいヘドバンがとても衝撃だったのを覚えています。バキバキのスラップは衝撃で、いろんな奏法にチャレンジするきっかけになりました。とてもカッコいいアルバムです。