NOTES
『ベース・マガジン』のアーカイブから、“いま改めて読みたい”記事を紹介する『BM Throwback』。
今回取り上げるのは、創刊第2号(1985年11月号)に掲載された特集「ベーシスト必聴アルバム50選」。約40年前、1985年当時の『ベース・マガジン』が「ベース名盤」として選んだ作品とはどのようなものだったのか――。
このリストには、フリーもピノ・パラディーノもヴィクター・ウッテンも、そして亀田誠治も登場しない。それは彼らがベース・シーンを席巻する以前、ハードロックやフュージョンが勢いを誇っていた時代の選盤だからだ。櫻井哲夫が表紙を飾った創刊号でフィーチャーされていたのは、スティーヴ・ハリス、ゲディ・リー、ビリー・シーン、ネイザン・イーストといった名手たち。その顔ぶれからも、当時の空気が感じられるだろう。
1980年代中盤にベーシストにとっての“スタンダード”を築いた作品たち。2024年の視点から触れてみることで、新たな発見もあるはずだ。その価値を改めて確認してほしい。
『ベース・マガジン
Vol.2(1985年11月号)』掲載
「ベーシスト必聴アルバム“50選”」
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「ベーシスト必聴アルバム“50選”」では、以下の50枚が紹介されている。
※並びは、アーティスト名のアルファベット順
『Road Games』(1983年)
アラン・ホールズワース
ベーシスト:ジェフ・バーリン
『Abbey Road』(1969年)
ビートルズ
ベーシスト:ポール・マッカートニー
『Live!』(1975年)
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ
ベーシスト:アストン・バレット
『Silk Degrees』(1976年)
ボズ・スキャッグス
ベーシスト:デビッド・ハンゲイト
『Product』(1979年)
ブランドX
ベーシスト:パーシー・ジョーンズ、ジョン・ギブリン
『Back to Back』(1976年)
ブレッカー・ブラザーズ
ベーシスト:ウィル・リー
『Blam!!』(1978年)
ブラザース・ジョンソン
ベーシスト:ルイス・ジョンソン
『Breathless』(1978年)
キャメル
ベーシスト:リチャード・シンクレア
『The Chuck Rainey Coalition』(1972年)
チャック・レイニー
ベーシスト:チャック・レイニー
『Wheels Of Fire』(1968年)
クリーム
ベーシスト:ジャック・ブルース
『Southern Comfort』(1974年)
クルセイダーズ
ベーシスト:ウィルトン・フェルダー
『Those Southern Knights』(1976年)
クルセイダーズ
ベーシスト:ロバート・ポップウェル
『Images』(1978年)
クルセイダーズ
ベーシスト:ロバート・ポップウェル
『As We Speak』(1982年)
デヴィッド・サンボーン
ベーシスト:マーカス・ミラー
『Machine Head』(1972年)
ディープ・パープル
ベーシスト:ロジャー・グローバー
『Live』(1972年)
ダニー・ハサウェイ
ベーシスト:ウィリー・ウィークス
『The Captain and Me』(1973年)
ドゥービー・ブラザーズ
ベーシスト:タイラン・ポーター
『Hotel California』(1976年)
イーグルス
ベーシスト:ランディ・マイズナー
『Gratitude』(1975年)
アース・ウィンド&ファイアー
ベーシスト:ヴァーダイン・ホワイト
『Fire And Water(1970年)
フリー
ベーシスト:アンディ・フレーザー
『Genesis』(1983年)
ジェネシス
ベーシスト:マイク・ラザフォード
『Head Hunters』(1973年)
ハービー・ハンコック
ベーシスト:ポール・ジャクソン
『Future Shock』(1981年)
ハービー・ハンコック
ベーシスト:ビル・ラズウェル
『Jaco Pastorius』(1976年)
ジャコ・パストリアス
ベーシスト:ジャコ・パストリアス
『Renaissance Man』(1986年)
ジャマラディーン・タクマ
ベーシスト:ジャマラディーン・タクマ
『Gorilla』(1975年)
ジェイムス・テイラー
ベーシスト:リー・スクラー
『Tin Drum』(1981年)
ジャパン
ベーシスト:ミック・カーン
『Wired』(1976年)
ジェフ・ベック
ベーシスト:ウィルバー・バスコム
『TO CHI KA』(1980年)
渡辺香津美
ベーシスト:マーカス・ミラー、トニー・レヴィン
『In The Court Of The Crimson King』(1969年)
キング・クリムゾン
ベーシスト:グレッグ・レイク
『Three of a Perfect Pair』(1984年)
キング・クリムゾン
ベーシスト:トニー・レヴィン
『Larsen/Feiten Band』(1980年)
ラーセン=フェイトン・バンド
ベーシスト:ウィリー・ウィークス
『Led Zeppelin IV』(1971年)
レッド・ツェッペリン
ベーシスト:ジョン・ポール・ジョーンズ
『The Man With The Horn』(1981年)
マイルス・デイヴィス
ベーシスト:マーカス・ミラー
『Flowers Of Evil』(1971年)
マウンテン
ベーシスト:フェリックス・パパラルディ
『Marcus Miller』(1984年)
マーカス・ミラー
ベーシスト:マーカス・ミラー
『Looking At You, Looking At Me』(1983年)
ナーラダ・マイケル・ウォルデン
ベーシスト:ランディ・ジョンソン
『Pat Metheny Group』(1978年)
パット・メセニー・グループ
ベーシスト:マーク・イーガン
『Posh』(1980年)
パトリース・ラッシェン
ベーシスト:フレディ・ワシントン
『Zenyatta Mondatta』(1980年)
ポリス
ベーシスト:スティング
『The Power Station』(1985年)
パワー・ステーション
ベーシスト:ジョン・テイラー
『Rufusized』(1974年)
ルーファス
ベーシスト:ボビー・ワトソン
『The Time Exposure』(1984年)
スタンリー・クラーク
ベーシスト:スタンリー・クラーク、ルイス・ジョンソン
『Aja』(1977年)
スティーリー・ダン
ベーシスト:チャック・レイニー、ウォルター・ベッカー
『Casa Loco』(1983年)
スティーヴ・カーン
ベーシスト:アンソニー・ジャクソン
『Live Speed On Ice』(1984年)
タラス
ベーシスト:ビリー・シーン
『Back To Oakland』(1974年)
タワー・オブ・パワー
ベーシスト:ロッコ・プレスティア
『Heavy Weather』(1977年)
ウェザー・リポート
ベーシスト:ジャコ・パストリアス
『8:30』(1979年)
ウェザー・リポート
ベーシスト:ジャコ・パストリアス
『Yessongs』(1973年)
イエス
ベーシスト:クリス・スクワイア
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