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ベーシストに必須のリズム感を、クリック(メトロノーム)を使って徹底トレーニング!!
『ベーシストのためのリズム強化本』が発売された。ベーシストにとって”リズム”は避けて通れないものだが、“良いリズム感の習得方法”には迷うプレイヤーも多いことだろう。
リズム練習には”ドラマーと合わせて演奏する”方法もあるが、ひとりの練習で正確なリズム感を身につけるなら、クリックを使ったトレーニングが最適だ。クリックとは“テンポのガイドとしてメトロノームやリズム・マシンなどで出す音”のこと。余計な音がなく常に一定のタイミングをキープした音が鳴り続けるため、よりシビアなトレーニングが可能となる。本書は、そんなクリックを使ったトレーニング集である。
単にクリックを4拍で鳴らすだけでなく、裏拍で鳴らす、音数を減らすなど、さまざまなトレーニング・フレーズが掲載されており、正確なリズム感が身につくリズム強化に特化している。なお本書は2009年に好評を博した『ベーシストのためのリズム強化書』をもとに新たな要素(基礎編と応用編のまとめエクササイズ、2つの練習曲)を加えた改訂版となっている。初心者から上級者まで、幅広い層に対応する内容であり、リズム感向上を目指すすべてのベーシストにおすすめしたい一冊だ。
また本書のストリーミング音源特設サイトも公開されている。
『ベーシストのためのリズム強化本』
リットーミュージック刊
2,475円(税込)
◎音価をしっかり理解する2分音符のトレーニング
◎リズムを強く表現する休符のトレーニング
◎3連符の王道パターン・シャッフルのベース・ラインを弾く
■書誌情報
書名:ベーシストのためのリズム強化本
著者:藤田 哲也
仕様:A4変形判 / 128ページ
定価:2,475(本体2,250円+税10%)
発売:2024年8月17日
発行:リットーミュージック
商品情報ページ:https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3124218001/
『ベーシストのためのリズム強化本』コンテンツ
【第1章 基礎編】
01 音価をしっかり意識する 2 分音符のトレーニング
02 オモテとウラの感覚を身につけるトレーニング
03 8ビートのリズムを自分で刻むトレーニング
04 ウラのリズム感覚を強化するトレーニング
05 拍のウラでリズムを感じるトレーニング
06 3連符に慣れるための基礎トレーニング
07 3連符の2つ目を抜いた”中抜き”のトレーニング
08 3連符のリズムを確立するトレーニング
09 実践を意識した3連符のパターン・エクササイズ
10 休符を取り入れた3連符強化トレーニング
11 1拍に4音を入れる16 分のトレーニング
12 16ビートの幅を広げる左手のトレーニング
13 自分で16ビートを作り出すトレーニング
14 リズムを強く表現する休符のトレーニング
15 パターンを組み合わせた実践的エクササイズ
基礎編まとめエクササイズ 8ビート 3連/シャッフル 16ビート
【第2章 応用編】
16 オモテとウラのビートを使い分けるエクササイズ
17 右手を強化する弦移動エクササイズ
18 音数の少ない特殊なノリのフレーズ
19 アクセントをズラすシンコペーション
20 テンポ= 180での高速エクササイズ
21 ノリを意識して弾くブラック系フレーズ
22 ファンク系に欠かせないスラップ・エクササイズ
23 リズムがズレていくポリリズム・フレーズ1
24 リズムがズレていくポリリズム・フレーズ2
25 クリックの位置を変えた3連符強化トレーニング
26 3連符を拡大解釈したユニークなフレーズ
27 3連符のリズムにおけるシンコペーション
28 3連符のリズムを応用したラテン系ベース・ライン
29 アクセントを意識した3連符ロック・フレーズ
30 3連符リズム特有のスラップ・エクササイズ
31 奇数の中で偶数を弾くポリリズム・フレーズ
32 ”ハネた”感覚を持って弾くジャズ・ベース・ライン
33 バッキングだけじゃないジャズのソロ・フレーズ
34 休符でグルーウヴを作る王道リズム・パターン
35 音数を増やして弾く応用リズム・パターン
36 16分でリズムをズラすシンコペーションに挑戦
37 シンコペーションが入るラテン系フレーズ
38 ソウル、R&B 系王道のベース・ライン
39 16ビート・スラップ強化エクササイズ1
40 16ビート・スラップ強化エクササイズ2
41 16分を使ったポリリズム・フレーズ1
42 16分を使ったポリリズム・フレーズ2
43 16分の”シャッフル”バウンス16ビート
応用編まとめエクササイズ 8ビート 3連/シャッフル 16ビート
【第3章 練習曲】
8ビート練習曲
3連/シャッフル練習曲
16ビート練習曲
キー変化のある8ビート練習曲
リズム展開のあるシャッフル練習曲
著者プロフィール
藤田 哲也(ふじた てつや)●ベーシスト/サウンド・クリエイター。1956年2月20日生まれ、78年、日本大学芸術学部卒業。在学中より「鳥塚しげき&ホットケーキ」に参加、プロ活動のスタートをきる。77年、「金森隆とルーマーズ」でメジャー・デビュー。以後79年に「近田ハルヲとハルヲフォン」、80年「茂村泰彦とミスティ・ブロック」、81年「朝倉紀幸&ギャング」を経てソロに転向。以後、渡辺プロダクションのアーティストを中心にサポート活動、レコーディングを数多くこなす。近年はカントリーをベースにした自らのバンド「スタイル・オー」を主宰する傍ら、アレンジ、プロデュース、コンポーズなどクリエイティヴな活動に没頭する毎日。趣味は旅行。ご飯が美味しくて音楽も面白いバリ島が大好きで毎年のように出かけている。フェイバリット・ベーシストはやっぱりポール・マッカートニー。そのほかでは、ジャック・ブルース、ジョン・エントウィッスルなんていう“うるさい系?”のプレイヤーが好み。