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    J-POPの新たな境地に挑戦するクリス・ハートの新作にネイザン・イーストが参加!

     米国のサンフランシスコというベイエリアに生まれ、日本を主な拠点として活動するクリス・ハートが、約5年ぶりとなるフル・アルバム『COMPLEX』を発表する。ベーシストとして、エリック・クラプトンやスティーヴィー・ワンダーとも共演するファーストコールのスタジオマンであるネイザン・イーストがほとんどの楽曲で参加。クリスの楽曲のアップデートに貢献している。

     2018年4月に活動休止し、その間にクリスが向き合った“コンプレックス”や“ありのままの自分”といったテーマが込められた本作には、先行リリースされた「ちゃんと〜mother’s blues〜」や「Flashback」に新曲やボーナス・トラックを加えた全15曲を収録している。日本、アメリカ、カナダ、ブラジルを股にかけたリモート・レコーディングを導入。本間昭光や多保孝一らをサウンド・プロデュースまたは編曲に迎え入れて、“J-POPの名曲カバー”といった自身のパブリック・イメージを否定せずに“新たなクリス・ハート”を遺憾なく表現している。

     そのなかでもネイザン・イーストの参加はクリスの音楽性の進化に大きく貢献しており、ディスコ的スタッカートのルート弾きでグルーヴを推進させる「monochromatic」、音価を的確にコントロールして音の減衰すらもグルーヴさせる「GOING UNDER feat.凪渡(Ochunism)」、絶妙な音数のスラップで歌を支えながらもアンサンブルを華やかに彩る「コンプレックス」など、J-POP歌謡流の楽曲にワールドワイドな視点で職人的に機能するベース・アプローチを添えている。彼の参加によって、クリスの音楽性がJ-POPの枠にありながらも新たな音の遊びを感じさせる新感覚の音楽性に深化していると言えるだろう。

     独特の音楽市場で独自の進化を果たした日本のポップスであるが、そのフィールドに順応しながらも新たな要素を提案するクリス・ハートの新作は必聴だ。そのなかで円熟した技術を発揮するネイザン・イーストのアプローチは、すべてのベーシストの参考になるだろう。

    『COMPELX』
    クリス・ハート
    ユニバーサル/UMCK-1694
    クリス・ハート
    クリス・ハート 7/14(水)発売 AL「COMPLEX」全曲ティザー映像

    ◎作品情報

    『COMPELX』
    クリス・ハート

    ユニバーサル/UMCK-1694

    7月14日発売

    01  Prelude To Tomorrow
    02  monochromatic
    03  Flashback 
    04 ちゃんと〜mother’s blues〜(COMPLEX Ver.)
    05  All I Want Is You feat. Catherine Aria
    06  GOING UNDER feat. 凪渡(Ochunism)
    07  青春プリズム
    08  The Interlude
    09  コンプレックス
    10  波 feat. Nathan East
    11  Breathe Again
    12  迷子のサンライズ
    13 大人になっていく
    14 In The End
    – BONUS TRACK –
    15  I LOVE YOU(2020 Ver.)

    Official HP