プランのご案内

UP

【新製品レビュー】PHIL JONES BASS/PE-5WB 〜 究極のトーン・コントロールを実現するハイエンド・プリアンプ

  • Photo:Masao Sekigawa
  • Text:Makoto Kawabe

ベース・マガジン2026年2月号の「NEW PRODUCTS REVIEW」に掲載された、編集部注目の新製品をご紹介! 

究極のトーン・コントロールを実現するハイエンド・プリアンプの決定版

PHIL JONES BASS/PE-5WB

POINT

PJBのペダル型プリアンプDIであるPE-5がPE-5WBとなって新登場。定評のある5バンドEQや、ピエゾ・ピックアップにも対応する幅広い感度設定といった基本機能はそのままに、先代機に搭載されていたリチウム・バッテリーを廃し、回路設計を見直すことで、よりピュアな音色とスタジオ機材に匹敵する性能を発揮する。

PHIL JONES BASS/PE-5WB 部分写真
筐体左側面にはアウトプット端子やDI出力のXLR端子に加え、外部機器と接続した際のノイズ発生時に威力を発揮するグラウンド/リフト・スイッチを装備。
PHIL JONES BASS/PE-5WB 部分写真
筐体右側面のインプット端子側には、DCイン端子に加え、楽器の入力インピーダンスを4.7MΩ(PZ)↔2MΩ(MG)と変化させるスイッチを備える。コントラバス使用時などに効果的だ。
PHIL JONES BASS/PE-5WB 部分写真
筐体下側面にはDIアウトをイコライザーの前後で選択できるプリ/ポスト・スイッチを装備するなど、豊富な機能が一台に集約されている。

REVIEW

コントラバス用のピックアップは、出力が小さいパッシヴ・ピックアップや、インピーダンスの高いピエゾ・ピックアップなど、特に耐ノイズ性能においてシビアなアイテムが多く、本機のような専用対策機材があると現場でとても重宝する。今回は通常のエレキ・ベースによる試奏のみに留めたが、それでも本機のポテンシャルは充分に確認できた。

バッファード・バイパスの本機は通すだけでわずかに艶感が加わるが、エフェクトをオンにしてGAINを操作すると音量だけでなく質感が変化することも実感でき、GAIN絞り切りはバイパスよりも音量が下がり、上げるほど“アクティヴ感”や“鈴鳴り感” が増す。明確なドライブ・サウンドを生み出すアイテムではないので、GAINを上げても歪まないが、好ましくないクリップ歪みはLEDで確認できて便利だ。

PJB製品でおなじみの5バンドEQの効きはオーディオ的ではあるが、帯域設定と音色変化がとても的確で音作りがしやすい。各帯域をブーストしてもいたずらにノイズが増えることはなく、効果が自然でスタジオ機器に匹敵するクオリティとの触れ込みも納得できる。ペダルボードに組み込むならMUTEスイッチはとても実践的で重宝するだろう。先代のPE-5と比較し、内蔵のリチウム・バッテリーを廃し、DC9Vの外部給電のみとなり内部回路がブラッシュアップされたPE-5WBは、筐体カラーをはじめ多少のルックスの変化はあるものの、それ以外のレイアウトや機能はほとんど変わっておらず、それだけ完成度の高いPJBの自信作であることが伺える。価格が据え置きなのも嬉しい。

PHIL JONES BASS/PE-5WB

【スペック】
●コントロール:ロー・ベース、ハイ・ベース、ミッド、ロー・トレブル、ハイ・トレブル、レベル、ゲイン、ミュート・スイッチ、オン/オフ・スイッチ、グラウンド/リフト・スイッチ、プリ/ポスト・スイッチ、ピエゾ/マグネティック・スイッチ●入出力端子:インプット、アウトプット、DIアウト
●電源:9Vアダプター
●外形寸法:120(W)×95(D)×37(H)mm
●重量:405g

【価格】
オープンプライス(市場実勢価格:35,200円)

【問い合わせ】
JESインターナショナル ☎0561-72-9801 https://pjbjapan.com/

※本記事はベース・マガジン2026年2月号の「New Products Review」から転載したものです。
※価格は本誌掲載時のものです。