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    三原康司(フレデリック)が、スペクターの主要3シリーズを徹底試奏!【Custom Shopシリーズ:NS-2 FM】

    • Photo:HIroki Obara
    • Text:Gentaro Yamamoto

    1970年代、ニューヨークにある工房から始まったSpector(スペクター)。人間工学に基づいた、カーブド・ボディによる演奏性や、EMGピックアップを取り入れたアクティヴ・サウンドなど、それまでのベースにはなかった革新的な構造を採り入れた楽器は、瞬く間に評判となった。そして長きに渡ってハイ・ブランド・ベースの象徴として、多くのベーシストを魅了し続けている。

    ここでは、スペクターの中心となる3シリーズの特徴を紹介するとともに、同シリーズのベースを、フレデリックのベーシストとして活躍する、三原康司が試奏。そのインプレッションから、スペクターの魅力と実力に迫っていく。第2回目となる今回は、ニューヨークでハンドメイドによって製作される、スペクターの最高峰と言えるCustom Shopシリーズから、NS-2FMを紹介していこう。

    Custom Shopシリーズとは

    精鋭によるハンドメイドで製作される最高峰のシリーズ

    米ニューヨーク・ウッドストックにある小工房で、精鋭たちによってハンドメイドされる最高峰ラインがCustom Shopシリーズ。ハンドメイドという利点を生かし、ボディ・マテリアルから、ピックアップ、プリアンプといったエレクトロ部分、ボディ・フィニッシュやパーツなど、細部まで自分好みオーダーで製作することも可能となっている。

    今回紹介しているNS-2 FMはボディ・ウイング部にフレイム・メイプル・トップ&ローステッド・アルダー・バックを採用したモデルで、水墨画のようなトップのブラック・ステイン・マット・フィニッシュと、ナチュラルなバックの対比が美しい一本だ。ネックは3ピースのローステッド・メイプルで、指板はインディアン・ローズウッド。ピックアップはアギュラーのAG DCBというセラミック・ソープバー・タイプを採用し、プリアンプもアギュラーでOPB-2を搭載している。

    NS-2 FMをCHECK!

    NS-2 FM/RAL RM/IRW AG DCB BKSM (front)
    NS-2 FM/RAL RM/IRW AG DCB BKSM (back)
    プレート部左右からイモネジを締めることでサドルの横ズレを防ぐオリジナル・ブリッジ。弦のボールエンドをプレート後部から引っかける構造だ。以前のサドルは調整ネジが前後にズレていたが、本機は前方のみ。
    ピックアップはアギュラーのソープバー・タイプであるDCBを2基搭載。セラミック・マグネットのデュアル・コイル仕様で、レンジが広いうえ磁場が均一で、繊細なタッチなども忠実に再現するピックアップだ。
    内蔵プリアンプはアギュラーのOPB-2。前モデルより小型で、40Hzを±18dB、6.5kHzを±16dBでブースト&カットできる。スラップなどを見据え、より高域の調整が細やかになったプリアンプだ。

    三原康司 × SPECTOR NS-2 FM

    「ローがしっかり出て、かつ音に幅がある」

    身体にフィットする感じがあり、何より軽い。持ったときの安定感もありますし、楽器としての親しみやすさを感じました。これは湾曲したボディ・バックのデザインが大きいでしょうね。軽量なため肩への負担も少ないですし、2時間ぐらいのライヴをやっても身体全体が疲れず、パフォーマンスをキープできると思います。ボディが小さめのため、ローが薄いんじゃないかと心配になる人もいると思うんですけどそういうところは感じません。搭載されているアギュラーのAG DCBピックアップは、すごくリッチなローを出しますね。

    第一印象としては、いろいろなジャンルに対応できそうだなと感じたんですけど、それはローがしっかり出て、かつ音に幅があるからだと思います。オルタナティヴ・ロックとかラウド・ロック系でも充分なヘヴィさがありつつ、ファンクやブラック・ミュージックを現代的なアプローチでやるのにも合うサウンド。どちらかだけに強いわけじゃなく、それぞれに合った音作りができるのはすごく魅力だと思いました。ミドルの粒立ちも良いからフュージョンとかにも合うでしょうし、自分が出したい音をしっかり選択できれば、ちゃんとその音が作れるベースだと感じましたね。

    【SPECIFICATIONS】
    ●ボディ:フレイム・メイプル(トップ)、レッド・アルダー(バック)●ネック:ローステッド・メイプル(3P)●ジョイント:スルーネック●指板:インディアン・ローズウッド●スケール:34インチ●フレット数:24●ピックアップ:Aguilar DCB D1セット●プリアンプ:Aguilar OBP-2●コントロール:ヴォリューム、ブレンド、ベース、トレブル●ブリッジ:スペクター・ライトウェイト・アルミニウム●ペグ:スペクター・ブランデッド・GOTOH・チューナー●ナット:ブラス●カラー:ブラック・ステイン・マット●付属ケース:スペクター・ハードシェル・ケース
    【定価】
    オープン(想定価格¥1,287,000[税込み])

    ◎製品情報・お問い合わせ先

    キョーリツコーポレーション

    Profile

    三原康司
    みはら・こうじ◎1990年2月20日、兵庫県出身。双子の兄弟である三原健司(vo,g)、赤頭隆児(g)、高橋武(d)らとともに、神戸にてフレデリックを結成。2014年9月、ミニ・アルバム『oddloop』をリリースしメジャー・デビューを果たした。三原康司はバンドの作詞・作曲を担当するほか、アートワークなども手がけるなど、バンドのクリエイティヴの中心的存在。

    ◎Information
    フレデリック HP X Instagram 
    三原康司 X Instagram

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