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MISA(BAND-MAID)の最新ツアーを支える3本のBlack Cloud製ベースを紹介!

  • Text:Daisuke Ito, Bass Magazine WEB
  • Photo : Takashi Hoshino

メイド姿とハードなロック・サウンドで世界的な人気を得るガールズ・バンド=BAND-MAID。前作アルバム『Epic Narratives』から約1年という短いスパンで届けられた最新EP『SCOOOOOP』は、アグレッシブなバンド・サウンドのなかにキャッチーな要素をあわせ持ち、まさにBAND-MAIDらしさが溢れた作品となっている。ここでは、そのMISAの最新ツアー”BAND-MAID TOUR 2025″を支える3本の愛用ベースを紹介する。

◎EP『SCOOOOOP』についてのインタビューはこちら

MISA(BAND-MAID)
撮影 : 伊東実咲

MISA(BAND-MAID)のBlack Cloud製ベースTM BETA-JMB5 MISA (表)
MISA(BAND-MAID)のBlack Cloud製ベースTM BETA-JMB5 MISA (裏)

 気鋭の国産メーカーBlack Cloudが手がけるMISAのシグネイチャー・モデル、TM BETA-JMB5 MISA。左右非対称のオフセット・ウエストのボディシェイプに、本器のためにカスタムされた PJ ピックアップを載せた個性的なスペックの 1 本だ。

 適度なレリック感から生まれるロックな雰囲気に加えて、杢目のあるネックが高級感を醸し出している。MISA は自身の楽器のこだわりに関して“ネットで検索しても出てこない、見たことがない楽器を作りたいんです。このベースはジャガーのカタチをしていながらも5弦で、しかも PJ というのがコンセプトです”と説明する。

『My Dear Bass』2024年8月号
2024年8月号では連載『My Dear Bass』でも本器について語られている。記事はこちらから(サブスク会員限定記事)。
MISA(BAND-MAID)のBlack Cloud製Black Smoker BETA-J5 (表)
MISA(BAND-MAID)のBlack Cloud製Black Smoker BETA-J5 (裏)

 コロナ禍に製作したというオフホワイト・カラーのBlack Smoker BETA-J5。ブロック・ポジションにバインディングが施されたネックが印象に残るこちらは、マットブラック(下写真)のモデル “BETA-J5 MISA 2 合”と比べ、ヘヴィなレリック加工が施されている。ボディの塗装の剥げや使い込んだ感のあるネックなどが強烈な存在感を放つ。MISAいわく“黒い(ベースの)ほうが音は丸くて、こっちのほうが力強い。スラップの音も綺麗に出るし攻撃的な音がする”。

MISA(BAND-MAID)のBlack Cloud製BETA-J5 MISA 2合(表)
MISA(BAND-MAID)のBlack Cloud製BETA-J5 MISA 2合(裏)

 塗装からパーツに至るまで、すべて“黒”で統一されたカスタム・モデル、BETA-J5 MISA 2合。“2合”は“号”ではなく、お酒の単位の“合”となっている。ボディ材はアッシュ、ネック材と指板材はともにローズウッド。ピックアップはBlack Smoker製J-5NとJ5Bの組み合わせで、ミニ・スイッチにより、シリーズ/パラレルの切り替えを行なう。近年ではおもにバラード系の楽曲で活躍しているとのこと。また本ページに掲載している3本のベースにはいずれもダダリオ製の弦が張ってあり、ゲージは“.125 / .105 / .085 / .065 / .045”だった。

◎Profile
MISA(みさ)●10月15日生まれ。幼少期からビートルズやジミ・ヘンドリックスの音楽に触れ、のちにスマッシング・パンプキンズやジェリー・フィッシュを愛好するようになる。AKANE(d)に誘われ、2013年にBAND-MAID結成に参画。以降、力強いベース・プレイでバンドの屋台骨を支えている。2024年9月リリースのフル・アルバム『Epic Narratives』から1年ぶりとなる新作、EP『SCOOOOOP』を10月22日にリリースした。大のお酒好きとしても知られる。12月7日には、全国ツアー“BAND-MAID TOUR 2025”のファイナル公演が東京ガーデンシアターで行なわれる。
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