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    【新モデル登場】フェンダー・プレイヤー・プラス・シリーズ【まとめ】

    演奏性と音色がともにより現代的に
    身近になったフェンダー・アクティヴ・ベース

     プレイヤー・プラスは、2018年に発表されたプレイヤー・シリーズの上位シリーズとして2021年9月に登場。より現代的にアップデートされたスペック、斬新なカラーなど、“これからの音楽界を担うプレイヤー”に向けた意欲的な製品だ。プレイヤー・シリーズがパッシヴ・モデルであったのに対して、プレイヤー・プラスは3バンドEQを備えたアクティヴ・モデルとなることで、比較的手の届きやすい価格帯で“フェンダー・アクティヴ”の真髄を体感できる仕上がりとなっている。

     ベース・モデルのラインナップは、シリーズ・ローンチ時に、まずはPlayer Plus Precision Bass、Player Plus Jazz Bass、Player Plus Jazz Bass Vといったフェンダーの王道モデル3種類が登場。そして、2022年3月に、独特の流線形ボディ・シェイプが鮮烈な印象を与える最新モデルとしてPlayer Plus Active Meteora Bassが登場した。

    Player Plus Active Meteora Bass

    • Fender/Player Plus Active Meteora Bass(Opal Spark)

     “Meteora(メテオラ)”シェイプは、もともとは2018年に発表された、フェンダーの歴史的なモデル同士をかけ合わせたような仕様や斬新なシェイプ、遊び心に溢れたデザインが話題を呼んだ数量限定生産モデル“Parallel Universe”において、ギター・モデルが発売されていた。ベース版が発売されるのは今回が初となる注目モデルだ。

     ピックアップには、新たに開発されたファイアボール・ベース・ハムバッキングを2基搭載し、ノイズを抑えながらパワフルで厚みのあるトーンを出力。アクティヴ/パッシヴの切り替えも可能な18V仕様の3バンドEQとの組み合わせで、多彩な音色が実現できる。

     そのほかのおもなスペックは、プレイヤー・プラス・シリーズ共通で、なめらかな手触りのサテン・フィニッシュ仕上げのメイプル製モダン“C”ネック、従来の多くのフェンダー製品よりも平らに仕上げられた12インチ指板Rと指板エッジのロールオフ処理、ミディアム・ジャンボ・フレット、豊かなサステインと良好な音のまとまりに寄与する重厚なハイマス・ブリッジが特徴となる。なお、ナット幅は同シリーズのジャズ・ベース同様の38.1mmとなっている。

     また、プレイヤー・プラス・シリーズのもうひとつの特徴となる個性的なカラー・バリエーションは、パーフェロー指板のモデルがオパール・スパークとテキーラ・サンライズ、メイプル指板のモデルが3カラー・サンバーストとシルバーバーストとなっている。価格はいずれも160,600円(税込)。

    Specifications
    ●ボディ:アルダー●ネック:メイプル●指板:メイプル or パーフェロー●スケール:34インチ●フレット数:20●ピックアップ:ファイアボール・ベース・ハムバッキング×2●コントロール:ヴォリューム、バランサー、トレブル、ミドル、ベース、アクティヴ/パッシヴ切り替えスイッチ●ペグ:スタンダード・オープン・ギア●ブリッジ:4サドル・アジャスタブル・ハイマス●価格:160,600円

    Details

     Player Plus Active Meteora Bassを例に、プレイヤー・プラス・シリーズ全モデルに共通する、具体的な注目ポイントを挙げていこう。

    ●モダン“C”ネック
     ネックは全モデルでメイプル材を採用している。グリップは、ほどよい太さで人気のあるモダン“C”シェイプで、なめらかな手触りのサテン・フィニッシュにて仕上げられている。

    ●12インチ指板Rと指板エッジのロールオフ処理
     指板材は、カラーによってメイプルもしくはパーフェローとなる。指板Rは12インチ。従来の多くのフェンダー製品よりも平らに仕上げられており、弦高が下げやすくなったことで、テクニカルなプレイを始め現代的な演奏法に対応する。また、指板のエッジを丸める“ロールオフ処理”が施されているので、より快適な演奏性を実現している。

    ●新デザインのピックアップ
     
    ピックアップは、本シリーズのために新たにデザインされたものとなっており、メテオラは“ファイアボール・ベース・ハムバッキング”、プレシジョン・ベース、ジャズ・ベース、5弦ジャズ・ベースは“プレイヤー・プラス・ノイズレス”を搭載。フェンダーの伝統的なサウンドを現代的なクリアさで出力する。なお、プレシジョン・ベースはリアにジャズ・ベース・ピックアップを追加したPJ仕様。

    ●パッシヴ切り替えも可能なプリアンプ
     
    ブースト/カットが可能な18V仕様の3バンドEQを搭載。ベース本体のみで繊細なサウンドメイクを行なうことができる。また、ミニ・トグル・スイッチにより、アクティヴ/パッシヴの切り替えも可能だ。

    ●重厚なハイマス・ブリッジ
     
    質量のある重厚なサドルとプレートによるハイマス・ブリッジを装備。弦振動をロスなくボディに伝え、豊かなサステインと良好な音のまとまりに寄与する。なお、弦の貼り方は表通しのみとなっている。

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