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新感覚コントローラーのクラウドファウンディングが開始
カシオ計算機は、ギターやベースのストラップに装着してエフェクターを操作する新感覚のエフェクト・コントローラー“DIMENSION TRIPPER”(ディメンショントリッパー)を開発。その支援の募集をクラウドファンディング・サイトのGREEN FUNDINGにて開始した。
DIMENSION TRIPPERはトランスミッター(送信機)とレシーバー(受信機)から構成されるエフェクト・コントローラーで、エクスプレッション・ペダルやフットスイッチとして使用することができる。
エクスプレッション・ペダルとして使用する場合は、ストラップを引っ張ることでピッチ・シフターやワウなどのコントロールをすることができ、フットスイッチとして使用する場合は、ストラップを引っ張るタイミングでパッチ切り替えやエフェクトのON/OFF切り替えをすることなどが可能となる。
使用方法としては、ストラップに取り付けたトランスミッターと、Bluetoothで接続するレシーバーをエフェクターのエクスプレッション端子やCTRL端子につなぎ、トランスミッターのバネを伸縮させることでエフェクターをコントロールする仕様となっている。レシーバーからは2系統のコントロール信号を出力可能で、2台までのエフェクターをつなぐことが可能。単4形電池×2本で約6時間程度駆動し、コンパクトながら屋内で最大約10mの通信距離を実現する。
ギター好きのカシオ有志社員が開発したというDIMENSION TRIPPERは、“ギター演奏に新しい表現を生み出したい”という思いから、企画から開発まで自らがプロジェクトを推進して形にした製品。支援金額は35,200円(税込・送料込/1セット)で、募集期間は10月12日(木)から11月末までを予定している。なおクラウファンディングの成立条件の達成後、約半年での発送予定となっている(上限台数に達した時点で募集を終了。不成立の場合は支援金を全額返金)。
エンヴェロープ・フィルターやピッチ・シフターなどを手元で操作できる本製品は、ベーシストにとっても演奏の可能性を広げてくれるツールとなるだろう。
ペダル・ボードから解放され、DIMENSION TRIPPERを伸縮させるアクションをしながら演奏したり、ステージを自由に動きながらエフェクターを操作するなど、ライヴ・パフォーマンスの可能性を広げる効果にも期待できる。さらには足下のエクスプレッション・ペダルでエフェクターを操作しながら、DIMENSION TRIPPERで同時に別のエフェクターのかかり具合を制御するなど、従来は難しかったエフェクター表現も可能になる。
10月12日(木)からは東京都世田谷区の蔦屋家電+においてDIMENSION TRIPPERの展示が実施される。クラウドファンディング実施期間中は同製品を使った演奏体験できるので、こちらにも足を運んでみてほしい。
DIMENSION TRIPPERの詳細はこちらから。