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セッションマンたちの流儀 2020 “Another Edition”①-Toshihiro
- Interview:Koji Kano
- Photo:Hiroto Kawagoe
最後に、PassCodeから南菜生にインタビューを実施。Toshihiroの参加以前からPassCodeのメンバーとして活動する南の目にToshihiroはどのように写っているのだろうか。
━━南さんはToshihiroさんが参加される前からPassCodeのメンバーとして活動されていますが、Toshihiroさんの加入によってどういった変化がありましたか?
今では全公演バンド・セットでライヴをしていますが、バンド・セットを導入した当初はライヴのスタイルが今よりアイドル寄りで、バンド・メンバーとの意思疎通の取り方もバンドでのライヴのやり方もわからなかったので、一緒にツアーを周るなかで少しずつToshihiroさんやほかのバンド・メンバーからバンドでのライヴ・スタイルを教えてもらいながら、今のPassCodeを確立していきました。セットリストや、ライヴ前のミーティング、ライヴ後の反省など、メンバーだけでなく、バンド・メンバーにも意見をもらいながらツアーを回っています。メンバー、バンド・メンバーのなかでToshihiroさんは最年長でバンマスという立場ではありますが、ムードメーカーな一面もあり場を和ませてくれたりもします。
━━Toshihiroさんのベース・サウンドはPassCodeの楽曲においてどのような存在だと思いますか?
もともとベースは打ち込みだったこともあり、生楽器になってからは音に迫力が出て、PassCodeの音楽性をより幅広く表現できるようになりました。さまざまなタイプの楽曲があるなかで、Toshihiroさんはそのひとつひとつに寄り添った音の鳴らし方をしてくれます。
━━ライヴではすぐうしろでToshihoroさんがベースを弾いていて、そのサウンドも直に伝わってくるかと思いますが、ライヴにおけるToshihiroさんの存在はどういったものでしょうか?
いい音で演奏してくれていると自分たちのテンションも上がるし、パフォーマンスの向上にもつながっていると思います。バンド・メンバーとはライヴ中にアイ・コンタクトもこまめにとっているのですが、Toshihiroさんはバンド・メンバーのなかでも特に動きが大きいので後半疲れが出てきたときに“負けていられないな”と改めて気合いを入れ直すことができます。ずっと同じチームで回らせていただいているのでうしろにいてくれる安心感は精神的にも大きいです。Toshihiroさんのプレイと人柄はファンの皆さんにも人気です。
━━最後にToshihiroさんに向けてメッセージをお願いします。
PassCodeのことを大切に思ってくれてありがとうございます! これからもどうぞよろしくお願いします。いい景色を一緒に見にいきましょう!
◎Profile
としひろ●9月10日生まれ、大阪府出身。高校生の頃にベースを始める。2014年に大阪を拠点に活動する4ピース・ロック・バンドmy-Butterflyに加入するも2016年に解散。解散後は4人組アイドル・グループPassCodeのサポート・ベーシストとして活動を開始し、2016年の加入以降すべてのレコーディング、ライヴに参加。その他、工藤晴香をはじめとした声優/アイドルをはじめ、CM楽曲のレコーディングに参加するなど、活動の範囲を広げている。PassCodeは5月20日に発売した9thシングル「STARRY SKY」で初のオリコン週間ランキング1位を獲得した。
◎Information
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