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複数の気鋭作曲家が書き下ろした難曲群に、コントラバス1本で挑む前代未聞のプロジェクト
「第24回佐治敬三賞」の受賞や、国際コントラバス奏者協会(ISB)主催作曲コンクールでの日本人初グランプリ獲得など、現代音楽や即興演奏のシーンで世界的な評価を集めるコントラバス奏者・山本昌史。彼が、独奏コントラバスの限界を突破する前代未聞のプロジェクト『12 Premieres(トゥエルブ・プレミア)』を2026年4月よりスタートさせる。

本プロジェクトは、4月から7月までの3ヵ月間で、日本人作曲家による独奏コントラバスのための新作・新稿12作品を集中的に初演するというものだ。ひとりの奏者がこれほどの規模で新作を世に問うのは、国内の音楽シーンにおいても極めて稀なケースである。
プロジェクトの核となるのは、山本と深い関わりを持つ「チーム百万石」と「かわうち会」というふたつの作曲家グループである。山本は自身が持つ高度な演奏技術と、即興演奏で培われた感性を駆使し、コントラバス1本で現代音楽の新たな作品群に取り組む。
また、来場者に向けたコンプリート特典も用意されている。即興ライヴと新作初演ライヴからなる指定の3公演をすべて観覧した来場者には、山本自身の作曲によるISBコンクール優勝作品「Real Time」の特別装丁版楽譜と、特別編集版のフル視聴映像URLが進呈される。
卓越した即興演奏家でもある山本がライヴで生み出す音楽体験は、低音の可能性を探求するプレイヤーにとっても注目すべき内容である。コントラバスという楽器の新たな一面が提示される瞬間を、ぜひ現場で確認していただきたい。
各公演の詳細やチケットの予約方法、特典に関する最新情報は、公式サイトおよび公式SNSにて随時更新される。
2026年公演スケジュール一覧
4月1日(水) 東京: バッハとインプロ 第一弾 会場:西荻窪ボイラー室
4月29日(水・祝) 東京: 大洲大作展 木下正道新作初演 会場:武蔵野市立吉祥寺美術館
5月16日(土) 東京: コントラバス百万石 チーム百万石・新作初演 会場:KMアートホール
6月13日(土) 東京: バッハとインプロ 第二弾 会場:大泉学園 in “F”
7月25日(土) 東京: かわうち会山本昌史リサイタル かわうち会・新作初演 会場:両国門天ホール
初演公演の公演別・作品一覧
【4月29日:大洲大作展「焦点の彼方」関連イベント / 武蔵野市立吉祥寺美術館】
・木下正道: かぞえ歌II(初演)
・木下正道: 新作(初演)
【5月16日:チーム百万石 / KMアートホール】
・小川類: Cirque intérieur(初演)
・中川俊郎: アンチ・コンピュートピアライズド・ファンタジー(初演)
・橋本信: ちょっとした情緒(初演)
・松尾祐孝: コントラストリングス第1番-b(デュオ・改訂初演)
・森田泰之進: 速驚曲第3番(改訂初演)
【7月25日:かわうち会 / 両国門天ホール】
・池田拓実: ソロコントラバスのための新作(初演)
・木下正道: 弱音のための習作 III(初演)
・鈴木治行: 句読点 XII(初演)
・山本昌史: バーティカル・ストレイト・ファスト(初演)
・冷泉: 習作8番(初演)
ふたつの作曲家グループ
【チーム百万石】:第一線で活躍を続け多彩なキャリアを持つ、日本現代音楽協会会員の有志(結成当時)による作曲家グループ(小川類、中川俊郎、橋本信、松尾祐孝、森田泰之進)。
【かわうち会】:既成の枠組みを揺さぶる実験精神を持つ作曲家であり、かつ自らも(即興)演奏家である5人の尖鋭的な集団(池田拓実、木下正道、鈴木治行、冷泉、山本昌史)。
◎Profile
山本昌史(やまもと・まさし)●現代音楽および即興演奏家として、独創的な音響や表現を追求。多くの作品初演を手がけ、コントラバス独奏曲のレパートリー拡大に努める。サントリー芸術財団 第24回佐治敬三賞、独ダルムシュタット夏季現代音楽講習会クラニッヒシュタイン特別賞受賞。国際コントラバス奏者協会(ISB)主催作曲コンクール「コントラバス&エレクトロニクス部門」にて日本人初のグランプリを受賞。NHK-FM『現代の音楽』ではソロリサイタルの模様が2週にわたり特集された。東京藝術大学別科修了。オーケストラ・トリプティーク首席コントラバス奏者。NATSUMENベーシスト。欧米各地でのソロ公演で成功を収め、国際的な演奏活動を精力的に展開している。
◎Information
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