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ピノ・パラディーノ × マーカス・ミラー、グラミー賞で共演! ディアンジェロとロバータ・フラックを追悼
- Photo : Kevin Winter / Getty Images for The Recording Academy
マーカス・ミラーがSNSで公開したピノとの舞台裏ショットも
2月1日(現地時間)、第68回グラミー賞授賞式が開催され、ディアンジェロとロバータ・フラックという新旧のソウル・ミュージックを象徴する偉大なアーティストへの追悼パフォーマンスが行なわれた。その音楽界最大のステージに、ベース界を代表するふたりのレジェンド、ピノ・パラディーノとマーカス・ミラーが揃って登場し、話題を呼んでいる。
今回のトリビュートは、ローリン・ヒル(vo)を中心に構成されたもの。ピノ・パラディーノがベースを務めるディアンジェロ楽曲のメドレーから始まり、後半ではロバータ・フラックへのオマージュへと移行する流れとなった。なおマーカス・ミラーは、1980年代初頭にロバータ・フラックのバンドで活動していた経歴を持ち、今回の出演は自身のキャリアとも深く結びつくものとなっている。
マーカス・ミラーは授賞式当日、自身のSNSにて、舞台裏で撮影されたピノ・パラディーノとのツーショット写真を公開。“今夜はロバータ・フラックへのトリビュートでMs.ローリン・ヒルと一緒に演奏します。彼女はD’Angeloへの象徴的なトリビュートも行ないます。となれば、偉大なベーシスト、ピノ・パラディーノがここにいるのも当然ですよね”と綴っている。

ディアンジェロへのトリビュートでは、「Nothing Even Matters」からラッキー・デイ、レオン・トーマス、ジョン・バティステといったミュージシャンが加わりながら、「Brown Sugar」「Lady」「Devil’s Pie」など代表曲をつないだメドレーが披露され、後半は「Untitled (How Does It Feel)」や「Africa」へと展開した。
ロバータ・フラックへのトリビュートでは、「The First Time Ever I Saw Your Face」「Compared to What」「The Closer I Get to You」「Where Is the Love」といった名曲が次々と演奏された。
終盤には、ローリン・ヒルが「Feel Like Makin’ Love」をカバー。この曲はディアンジェロもカバーしており、ふたりの音楽的系譜を象徴する選曲となった。続いて「Killing Me Softly with His Song」が演奏され、後半はフージーズ・バージョンへと移行し、会場は大きな熱狂に包まれた。

ピノ・パラディーノ × ブレイク・ミルズ『That Wasn’t A Dream』も受賞
また、今年のグラミー賞ではベースが主役となる受賞も目立った。クリスチャン・マクブライド率いるビッグ・バンド作品『Without Further Ado, Vol. 1』が〈最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・アルバム賞〉を受賞。さらに、ダフ・マッケイガンは、チャド・スミス、スラッシュとともに昨年亡くなったオジー・オズボーンへのトリビュート・パフォーマンスに参加した。
そして、ピノ・パラディーノとギタリストのブレイク・ミルズによるアルバム『That Wasn’t A Dream』が〈最優秀アルバム技術賞(クラシック以外)〉を受賞。ちなみに本作については、本誌でもリリース時にピノ本人へのインタビューを行なっている。2026年のグラミー賞は、ベースの存在感を強く印象づける一夜となった。
