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アイバニーズ“BTB”よりマルチ・スケール採用モデルが登場!
35インチのエクストラ・ロング・スケールとスルーネック構造を採用したアイバニーズの人気シリーズ“BTB(Boutique Bass)”より、新たにマルチ・スケールを採用したBTB805MS-TGF、BTB806MS-TGF、BTB605MS-CEMの3機種が登場した。これまでSRやEHBシリーズにてマルチ・スケールの実績を持つ同社だが、今回登場した新BTBシリーズでは、低音弦側37インチ、高音弦側35インチという“エクストラ・ロング・マルチ・スケール”を採用。ベースが本来担うべき低音域をいっそう際立たせるほか、ベースがカバーでき得る高音域でのサウンドやフレージングの可能性を限界まで追求する“ストイック”なスペックとなっている。
BTB805MS-TGF(5弦モデル)、BTB806MS-TGF(6弦モデル)はボディ・トップがポプラ・バール、ボディ・バックがオクメとアッシュの層を積み重ねた積層構造という、他ブランドにはない独自のマテリアルを採用したモデルで、カラーはダークな風合いにポプラ・バールの木目が印象的な“トランスペアレント・グレイ・フラット”だ。ピックアップは本モデルのために新規開発されたセパレート・コイル2基によるハムバッカー“Ibanez T1”を2基搭載しており、丸みを帯びたピックアップ・カバーは指を置きやすく、2基のピックアップの端をそれぞれ弦とほぼ平行になるようオフセットして設置することで、マルチ・スケール・モデルの欠点でもあった演奏性の向上にも貢献している。また従来より“ミドル”に重点を置いてきた同社らしく、3パターンのミッド帯周波数(250Hz、450Hz、700Hz)の切り替えスイッチを装備したアクティヴ3バンドEQ/EQバイパス・スイッチが搭載されているため、幅広い音作りも可能だ。BTBシリーズ伝統のゼロ・フレット仕様やラミネート・ネック、ステンレス・フレットなどの効果も相まって、これまでにない新たなマルチ・スケールの形を実現した斬新なモデルと言えるだろう。
BTB605MS-CEMは、鮮やかなブルーが目をひくセルリアン・オーラ・バースト・マットのカラーを身に纏った一本で、こちらのボディ材にはオクメが採用されている。
3モデルとも共通で本モデル専用のハードシェル・ケースが付属。価格はいずれも定価でBTB805MS-TGFが203,500円、BTB806MS-TGFが214,500円、BTB605MS-CEMが181,500円となっており、春頃より順次販売が開始される。
Specifications
BTB805MS-TGF/BTB806MS-TGF/BTB605MS-CEM
●ボディ:ポプラ・バール(トップ)、オクメ/アッシュ(バック)※BTB605MS-CEMのみオクメ
●ネック:メイプル/ウォルナット(5ピース)
●指板:パンガパンガ
●スケール:35〜37インチ
●フレット数:24
●ピックアップ:オリジナルT1×2
●プリアンプ:カスタム・エレクトロニクス3バンドEQ
●コントロール:ヴォリューム、バランサー、ベース、ミドル、トレブル、3ウェイ・ミッド・フリケンシー・スイッチ、EQバイパス・スイッチ
●ペグ:オリジナル
●ブリッジ:MR5S
【価格】BTB805MS-TGF:203,500円/BTB806MS-TGF:214,500円/BTB605MS-CEM:181,500円
お問い合わせ:星野楽器販売 TEL:0561-89-6900 メーカー・サイト